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ロシアで大規模な反腐敗デモ! 今後の政権争いに注目

3/27(月) 21:13配信

TOKYO FM+

中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。3月27日(月)放送の「BREAKFAST NEWS」コーナーでは、ジャーナリストの仲野博文さんに「ロシア政権」について話を伺いました。

3月26日、モスクワやサンクトペテルブルクをはじめとするロシア各地で一斉に大規模な反政府デモが行われました。これを呼びかけたのは、プーチン大統領やメドベージェフ首相ら政府要人の腐敗を追及しているブロガーで野党指導者でもあるアレクセイ・ナワルニー氏。

政府はほとんどの場所でデモの許可を出していない中、首都・モスクワではおよそ1万人近くがデモに参加し、ナワルニー氏を含む500人以上が当局に拘束される騒動となりました。

ナワルニー氏はメドベージェフ首相の豪邸やワイン用のぶどう畑をドローン撮影した映像をYouTubeに3月2日(木)に投稿。僅か3週間あまりで動画の再生回数は1200万回を突破するなど、現地でも影響力のある存在として知られています。

仲野さんは、「ナワルニー氏の名前をぜひ憶えておいてもらいたい」と強調した上で、
来年3月に行われる予定のロシア大統領選挙に「反プーチンの急先鋒としてナワルニー氏が出馬する可能性が大です」と予想。

プーチン大統領は、1999年12月に任期途中で辞任したエリツィン大統領(第1代)のあとを代行する形で大統領に就任。以降2008年までの2期をプーチン大統領が務めた後、側近だった現・メドベージェフ首相が第3代大統領として2012年までの1期を務め、2012年5月より第4代として再びプーチン大統領が政権を握っています。

プーチン大統領とメドベージェフ首相による2頭立て体制は、タンデム(2人乗り)とデモクラシー(民主主義)とを掛け合わせた「タンデモクラシー」という造語で称されるほど、ロシアではこの2人に権力が集中している状況です。

「タンデモクラシー」は他の国では例を見ない非常に珍しいケースと語る仲野さん。プーチン大統領の現在の支持率は80%を誇ると言われている状況下で起きた今回の大規模な反政府デモ。2012年の憲法改正によりロシアの大統領の任期は4年から6年に延びており、もしも来年の次期大統領選挙でプーチン大統領の続投が決定した場合、2024年までプーチン政権が続くことになります。

そうなると2人の権力、つまり「タンデモクラシー」が4半世紀に及ぶことになることから、これにナワルニー氏が待ったをかけ勢力を拡大させるのか、それとも現政権側が弾圧を強めるのか……、仲野さんは今後のロシアの動向に注目していました。

(TOKYO FM「クロノス」2017年3月27日放送より)

最終更新:3/27(月) 21:14
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