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【森友学園】籠池氏の手紙が「忖度」につながったのか。野党は「満額回答」 政府「ゼロ回答」

3/28(火) 18:13配信

BuzzFeed Japan

森友学園の土地取引をめぐって議論の的となっている、籠池泰典理事長に対して送付された安倍昭恵夫人の秘書のFAX。これが送られる前、籠池理事長が秘書に送った手紙の内容が3月28日、国会の場で公にされた。いったい双方は、どんなやり取りを交わしていたのか。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

そもそもFAXには「資料を受け財務省に確認した」などと記されており、野党は「昭恵夫人の関与があった証拠」「忖度につながった」との追求を続けている。一方の安倍晋三首相は「ゼロ回答であり、なんら影響はなかった」という姿勢を崩していない。

籠池氏は、手紙への返信であるFAXが送られてきた頃から、国有地取得にかかわる手続きの決定スピードが速まったと主張。昭恵夫人の秘書が財務省に問い合わせをしたことで、財務省官僚が「忖度」することにつながったのではないか、と述べている。

FAXには「本件は昭恵夫人にもすでに報告させていただいております」と記されていた。ただ、昭恵夫人はFacebookで「報告は受けたが、内容について関与していない」とコメントしている。

明かされた手紙の内容

籠池氏が2015年10月26日に秘書宛に送った手紙の内容はこれまで判明していなかったが、共産党の大門実紀史参議院議員がこの日、初めて参院決算委員会で言及した。

手紙を持っていた菅義偉官房長官には、野党が予算委員会での提出を求めていたが実現しなかった。共産党は「独自に手紙のコピーを入手した」という。

1. 定期借地契約について

大門議員の質疑によると、籠池氏は手紙でこのように依頼しているという。

「定期借地契約が10年間なのは短すぎる。50年契約にしてほしい。そのうえで、早く買い取ることができないか」

一方、谷氏から「先日頂戴しました資料をもとに、財務省国有財産審理室長の田村嘉啓氏に問い合わせを行い、以下の通り回答を得ました」として送られた内容はこうだ。

「通常、国有地の定借は3年を目安にしているが、今回は内容を考慮し、10年と比較的長期に設定したもの。他の案件と照らし合わせても、これ以上の長期定借は難しい状況」

延期は実現しなかったが、手紙を送ってから8ヶ月後、2015年6月に森友学園は土地を購入している。

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最終更新:3/28(火) 19:22
BuzzFeed Japan