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ホンダ シビックタイプRの軌跡 ~初代モデルから最新モデルまで徹底解説~

3/28(火) 18:36配信

オートックワン

幅広い層に愛された「シビック」。コンパクトスポーティカーの代表であり続けた「タイプR」

2017年は昨年に続いて新型車の発売が滞り気味だが、ホンダは注目されるだろう。軽自動車で人気の高いN-BOXが2代目にフルモデルチェンジを行い、さらにシビックも発売されるからだ。

歴代シビック タイプR(画像248枚)

ホンダ シビックはかつて人気の高いコンパクトカーで、クルマ好きからファミリー層まで、さまざまなユーザーに愛用された。その理由はワイドなバリエーション展開だ。価格の安さを重視したベーシックなグレードから、峠道で運転の楽しさを満喫できるスポーティな仕様まで幅広く用意していた。

特に1997年に6代目のEK型に設定された初代タイプRは、運転の楽しさと求めやすい価格で高い人気を得た。この後もシビックタイプRは、コンパクトなスポーティカーの代表であり続けた。

そして2017年の8月頃(受注開始は6~7月の見込み)に発売される新型シビックにもタイプRが用意される。

ボディタイプは5ドアハッチバックで、エンジンは直列4気筒2リッターのターボ。最高出力は320馬力、最大トルクは400N・mとされるので、ターボを備えない自然吸気エンジンに当てはめると4リッター並みの性能だ。エンジンは基本的に先代型の5代目シビックタイプRと同じだが、最高出力は10馬力高められる。

新型シビックタイプRの発売に先立ち、改めてその足跡を振り返ってみたい。

タイプRに至るシビックの高性能モデル

シビックは初代モデルから、スポーティーグレードに積極的であった。

初代シビックは1972年に発売され、1973年にはシビックCVCCを追加した。希薄燃焼方式のCVCCにより、厳しい排出ガス基準とされた昭和50年排出ガス規制を、触媒などの後処理装置を装着しないで早期にクリアしている。

1974年にはスポーティ仕様のRSを設定。

ノーマルタイプの直列4気筒1.2リッターエンジンにツインキャブレターを装着して、最高出力は76馬力であった。車両重量は705kgと軽く、軽快な運転感覚が特徴だ。このRSからスポーティなシビックの歴史が始まった。

シビックの人気を一躍高めたのは、1983年に発売された3代目、通称“ワンダーシビック”であった。

3ドアボディは全長の割にホイールベース(前輪と後輪の間隔)が長く、ルーフを低めに抑えて軽快な印象が強い。1984年にはツインカムエンジンを搭載するSiを追加して注目を集めた。

1987年には4代目が登場。

1989年になるとVTEC(可変バルブタイミング&リフト機能)を採用した1.6リッターのツインカムエンジンを搭載するSiR/SiRIIを加えた。

同年に一新されたインテグラが搭載したVTECと同じエンジンで、最高出力は160馬力(7600回転)、最大トルクは15.5kg-m(7000回転)。排気量1リッター当たりの最高出力が100馬力となり、高回転域で高出力を発生させるスポーツ指向が注目された。

この後、5代目シビックにもSiR/SiRIIが設定され、1.6リッターのVTECは最高出力が170馬力(7800回転)、最大トルクは16kg-m(7300回転)に向上した。

この時代のシビックはフルモデルチェンジを行うたびに走行性能を進化させ、クルマ好きに話題を提供すると同時に憧れの存在であり続けた。

そして1995年には6代目のEK型にフルモデルチェンジ。

この時には3ドアハッチバックのホイールベースが5代目の2570mmから2620mmに拡大され、セダンと共通化されている。

ホイールからボディが前後に張り出すオーバーハングが短く抑えられ、走行安定性の確保に有利な形状となった。SiR/SiRIIの設定も継承されている。

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最終更新:3/28(火) 18:36
オートックワン