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【特集】段々畑がどんどん土砂で… 放置された建設残土

3/28(火) 15:42配信

毎日放送

各地で相次いでいる工事などで出た土砂=建設残土の問題です。今回問題となっているのは大阪府南部の河南町です。現場には10トントラックにして4万2000台分の土砂が積み上げられ住民らが大雨が降れば危険だとして不安を訴えています。いったい何が起きているのか、取材班が土砂を持ち込んだ業者を追いました。

積み上げられた土砂に住民憤懣

大阪府南部、奈良県との境にある河南町。のどかな田園風景が広がるこの町で、いま住民らが口を揃えて不安を訴えている問題があります。

「あれは何とかしてもらわないことには」(住民)
「景観も良くないし、はっきり言ってかっこ悪い話です」
「もう元には戻らないでしょうね」

住民が憤っているのは町の外れのある場所についてです。早速、取材班が現地を訪れると…

「ここですね」(進藤佑基記者リポート)

突如、目の前に現れたのはそびえたつ土砂の壁。4段ほどの段差があり、積み上げられた土砂は最も高いところで約31メートル、ビル9階の高さにあたります。近くには建物や田んぼがあり土砂は広範囲にわたっていて、さながらグランドキャニオンのようです。

「あの状態が今後どうなるか心配ですよね」(住民)
「我々も町の方に1日でも早く業者に指導して、改修してくれと要望をしている」

地元住民などによると、もともと畑だった場所に東大阪市の建設業者が「農地を改良したい」として地権者から土地を借り、5年前から公共工事などで出る土砂、いわゆる建設残土を持ち込み始めたといいます。業者が当初、町に提出した計画では段々畑を作るため6万8000立法メートル分の残土を持ち込むとしていました。しかし、実際には約1年半の間に計画の2倍以上にあたる約17万立方メートルの残土をどんどん積み上げていったというのです。ピークだった2年前の写真を見ると積みあがった土砂は断崖絶壁のようです。河南町が業者に要請し土砂の一部が撤去されましたが、いまも土砂が残ったまま放置されているのです。計画以上の残土を積み上げる業者に対し町の担当者は…

「業者は当初、誠意ある回答を町に示していましたので、いずれは(土砂の撤去を)やっていただけるだろうと考えていたのですが」(河南町地域整備課 松田友宏課長補佐)

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最終更新:7/17(月) 15:45
毎日放送