ここから本文です

「仕事」と「労働」の違い、働き方を変えて生産性・効率を上げる

3/29(水) 7:06配信

Web担当者Forum

心得其の497

 

遠い将来と近未来

年度末がやってきました。新年度を前に、自分の将来についてふと考えてしまうこともあるのではないでしょうか。

遠い将来についての結論をいえば、若くして旅立たれたキャスター黒木奈々さんの著書『未来のことは未来の私にまかせよう』のタイトル通り、時に委ねることが正解だと考えます。なぜなら、学生時代に「反省文」しか書いたことがない私が、本サイトはもちろん、論壇誌などに連載を持っているのですから。

一方、近未来の準備として伝えておきたいのが、いまこの時の「働き方」にあります。会社員時代、ある社長のアドバイスが私の「働き方」を変えました。そしてこのアドバイスは、10年後も通じるものだと約束できるのは、アドバイスからまもなく20年を数える現在も役立っているからです。年度末スペシャルはビジネスパーソンのための仕事術、「働き方、心得」です。

 

目から鱗のアドバイス

フリーターから一念発起して入社した広告代理店。新規事業を立ち上げ、多忙を極めていた頃、お世話になっていた社長に「手間のかかる仕事が嫌い」と愚痴をこぼします。依頼主に言うことではありませんが、ここがフリーター上がりの馬脚でしょう。

もっとも、土日も公私の区別もなく働いていたのは社長も知るところで、私の言う「手間」とは「工数」ではありません。社長は発言の甘えを見逃したうえで、アドバイスをくれました。

“>>>
ミヤワキくんは、仕事は好きだけど労働が嫌いなんだよ
<<<”

意味がわかりませんでしたが、説明を聞き目から鱗が落ちます。

 

仕事と労働の違い

本稿では、「仕事」とは創造性を擁する「クリエイティブ」なこと、「労働」とは創造性をあまり必要としない作業と区分します。また、前者は余人をもって代えがたく、後者は代替可能という意味も含まれるとのこと。ただし、それぞれ仕事の軽重ではなく、

“>>>
労働が好きだという人もいるから、会社はなり立っている
<<<”

と結びます。初めて「分業」の本当の意味を知った気がします。

確かに、自分ごとに置きかえてみると、朝4時から日付が変わるまで、「ブラック企業レベル」に働いても苦ではないのに、定時退社でもロゴのトレースや写真を切り抜く、あるいは文字入力といった作業で日が暮れると、どんよりとした疲労感が残っていました。

当時のDTPでは、トレースや切り抜きをするためにベジェ曲線を自在に扱えなければならず、その技術を習得するまでは楽しかったのですが、身につけてからは苦痛となり、これは今に至ります。

 

1/3ページ

最終更新:3/29(水) 7:06
Web担当者Forum