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イーロン・マスクの高速次世代交通システム「ハイパーループ・ワン」が実用化に向けて前進

3/29(水) 7:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

イーロン・マスクが提唱したハイパーループ(チューブの中を高速で走る次世代交通システム)の開発を進めるイパーループ・ワン(Hyperloop One)は、 ドバイにハイパーループ輸送システムを建設することを発表。構想の詳細を明らかにした。

【画像&動画付き記事は、コチラから】

ハイパーループ・ワンは昨年11月上旬、ドバイ道路交通局と、ドバイ-アブダビ間でのハイパーループ建設について合意したと発表。

同社はドバイ道路交通局からの支援を受け、マッキンゼーおよび世界的な建築会社ビャルケ・インゲルス(Bjarke Ingels Group)とともに実現可能性の調査を行う。

ハイパーループ・ワンは、時速約700マイル(約1100キロ)で走行し、車なら2時間かかるドバイ-アブダビ間を12分で結ぶ。

同システムでは、まず乗客はアプリを使ってその日の移動手段を選択する。

ハイパーループが利用可能であれば、他の選択肢とともに表示される。ハイパーループを選択すると……。

乗り場と到着時間が、詳細な経路とともに表示される。

アプリで指定されたゲートからポッドに乗り込む。

ポッドには飛行機のようにさまざまなクラスがある。複数人が乗るエコノミークラスのようなポッドや、少人数でのんびり、リラックスできる「ラウンジ・ポッド」などがある。

ポッドはハイパーループの入り口へと移動する。同社によると、計画では120のゲートを設け、1時間に8500人の乗客を乗せることができる。

4つのポッドが1つの移動用カプセルに収納される。

そのうち3つは乗客用で、1つは貨物用。

これでOK! ハイパーループの旅がスタート。

「ニューヨークからワシントンD.C.まで20分で移動できることを想像してみてほしい」と同社技術担当役員のJosh Giegel氏は11月に語った。「ポッド乗り場が、地下鉄の駅のような存在になれば、世界中のどこにでも住めるようになる」

移動用のチューブが目的地に着くと、4つのポッドはチューブを離れ、駅から出て、乗客の最終目的地まで道路を移動する。

ドバイのブルジュ・ハリファ駅(Burj Khalifa Station)の概念図。

ハイパーループ・ワンが検討中の路線図。青い実線はハイパーループのルート、ピンクの実線は駅に到着した後に、ポッドが進むルート。

すべてコントロールセンターでモニターされる。

ハイパーループ・ワンは同システムを貨物輸送に利用することも検討している。今回の発表以前には、同社は旅客輸送よりも貨物輸送に着目していた。

同社は昨年10月、世界第3位の港湾管理会社であるドバイ・ポーツ・ワールド(DP World)から5000万ドル(約57億円)を調達した。これにより、資金調達額は1億6000万ドルに達した。

「このシステムなら、沖でも砂漠でも荷下ろしができる」と同社のShervin Pishevar氏。「トラックが不要になる。ウォーターフロントの再開発が可能になり大きな価値が生まれる」

同社は、2017年の第1四半期にラスベガスに本格的な実験場を開設する予定。フィンランドとオランダの両政府も、同社に運転の実証実験施設の建設許可を与えている。

ハイパーループ・ワンの構想は、以下の動画で閲覧できる。

[原文:Here's how Hyperloop One's massive, high-speed transport system will work]

(翻訳:Conyac)