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<精神科病院患者死亡>無罪の元准看護師ら控訴 千葉地検

3/29(水) 11:50配信

千葉日報オンライン

 千葉市の精神科病院「石郷岡病院」で2012年、入院中の男性患者=当時(33)=を暴行して死亡させたとして、傷害致死罪に問われた元准看護師2人に対する千葉地裁の裁判員裁判の無罪判決などについて、千葉地検は28日、2人の判決内容を不服として東京高裁に控訴した。28日付。

 この事件で地検は、同院元准看護師の菅原巧被告(63)と男性(67)が共謀し12年1月、同院の保護室で患者の弘中陽さん=当時(33)=の頭を踏みつけるなどしてけがをさせた上、そのけがによる両側性肺炎で弘中さんを死亡させたとして2人を起訴。2人は一審千葉地裁で無罪を主張し、高橋康明裁判長は今月14日、「暴行が認定できない」として菅原被告に罰金30万円、男性に無罪を言い渡した。地検はそれぞれに懲役8年を求刑していた。

 千葉地検の互敦史次席検事は控訴理由について「原審の判断が合理的と言えるかどうか、上級審の判断を仰ぎたい」と説明した。また同日、菅原被告も判決内容を不服として控訴。菅原被告の弁護側は「公判では無罪を主張していた。控訴してあらためて問いたいと思う」とコメントした。