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<千葉大集団強姦>山田被告に5年求刑 地検「罪は明らか」

3/29(水) 12:01配信

千葉日報オンライン

 女性に乱暴したなどとして千葉大医学部生の男3人らが逮捕された事件で、飲み会で被害女性に乱暴したとして集団強姦(ごうかん)罪に問われた、同学部5年、山田兼輔被告(23)=千葉市中央区=の論告求刑公判が28日、千葉地裁(吉村典晃裁判長)で開かれた。検察側は「同一の場所、同一の被害者に対し短時間の間に行われ、集団強姦罪は明らか」などとして懲役5年を求刑、弁護側は「犯行は共同で行ったとはいえ単独に近い」などとして減軽の上執行猶予付き判決を求め結審した。判決は4月17日。

 飲食店の女子トイレで、同5年、吉元将也被告(23)=同、同罪で公判中=が先に被害女性に乱暴し、その後山田被告が乱暴したとされる。これまでの公判で山田被告は、自身の行為について認めた上で、先に犯行に及んだ吉元被告の分まで責任は負わないと主張している。

 論告で検察側は、吉元被告による乱暴後、女子トイレ内で吉元被告から乱暴したことを告げられて乱暴に及んだ一連の行為について「一罪の集団強姦罪であることは明らか。吉元被告と同様に乱暴しており、山田被告も吉元被告とともに共同して実行した」と指摘。

 その上で「吉元被告と共同で乱暴する意図の下乱暴した。抵抗できない被害女性の心の痛みを全く考えず、欲望の赴くまま被害女性を陵辱し尽くした卑劣で執拗(しつよう)かつ残虐な犯行」と述べた。

 弁護側は最終弁論で、酒席を主催した千葉大病院の元研修医、藤坂悠司被告(30)=懲戒解雇、準強制わいせつ罪で公判中=を挙げ「山田被告もつぶれる一歩手前で、飲酒酩酊(めいてい)状態で正常な判断が困難だった。藤坂被告により乱れた雰囲気が醸成され、吉元被告からそそのかされて乱暴した」と主張。

 さらに「吉元被告とは事前に意思を確認しておらず、吉元被告の先行行為と一罪と見ることはできない」とした上で「吉元被告と共同で行った行為については認め反省している。医師を志していたが、大学を退学することが被害女性の望むものとして大学に退学願を提出している」などとして減軽を求めた。

 最終意見陳述で山田被告は「今回犯した卑劣な行為で被害者や家族らに一生残る苦しみや悲しみを与え、本当に申し訳ありませんでした。罪を一生考え、いつか人のため、社会のために少しでも貢献できる人間になれるよう、謙虚に努力していきたい」と述べた。