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【F1】「追い抜きの減少は”史上最速F1”の『代償』かも…」と語るジャン・トッドFIA会長

3/29(水) 12:55配信

motorsport.com 日本版

 FIAのジャン・トッド会長は、今年のF1はオーバーテイクが減少する可能性が高いことを認めたが、それは史上最速のF1マシンを手に入れた代償だと語った。

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 2017年のF1マシンはこれまでよりも速くなっており、ドライバーにとってもファンにとっても魅力的なモノになった。しかし新世代のF1カーは、ドライバーがライバルを追い抜くのがはるかに難しいことが欠点であると考えられている。

 ルイス・ハミルトンは開幕戦オーストラリアGPの後、オーバーテイクに関する現在の状況は、彼の10年のF1キャリアの中で最悪だと指摘していた。

「それ(オーバーテイクの難しさ)は僕がF1に来て以来、根本的には変わっていないが、これまで以上に悪化しているようだ」と、ハミルトンは語った。

「間違いなく、それが良くなることはないだろう。残りのシーズンも、状況は同じだと思う」

 オーストラリアGP決勝に先立ち、トッドはメディアに対して、2017年のF1は追い抜きが減少する可能性が高いことを認めたが、それはF1にとって必要な代償かも知れないと語った。

「オーバーテイクは、モーターレーシングにとって常に問題だ」とトッドは説明した。

「20~30年前のレースを振り返ってみても、新しいタイヤを履いたマシンが1周3~4秒速い場合でも、古いタイヤを履いたマシンを抜くことはできなかった。オーバーテイクは難しいんだ」

「今年、オーバーテイクがさらに難しくなることは明らかだと言える。しかし、DRSやそのほかの技術で追い抜きを簡単にする方法を見つけようとしている」

「新しいレギュレーションは追い抜きをさらに難しくするのかもしれないが、それはより多くの空力デバイスを備えた、より幅広なマシンを得る”代償”なのかもしれない」

 FIAは第2戦の中国GP後まで、今年のマシンの追い抜きの難しさについて情報を集め、DRSゾーンの長さを再検討する予定だ。

 トッドはまた、マシンがお互いに近づけるように、F1の空力コンセプトを長期的に見直していく必要を示唆した。

「将来のレギュレーションについて話し合うとき、良い妥協点があるかどうか、取り組んでいく必要があるかも知れない」と彼は語った。

Jonathan Noble