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高浜原発再稼働問題、その原因は政府にあり!?

3/29(水) 20:00配信

TOKYO FM+

中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。
3月29日(水)放送の「BREAKFAST NEWS」のコーナーでは、慶応大学大学院教授の岸博幸さんに関西電力高浜原発3号機、4号機の再稼働について話を伺いました。

福井県高浜町にある関西電力高浜原発3号機、4号機は、昨年3月に大津地裁が運転差し止めの仮処分決定を下していましたが、大阪高裁は28日にその処分を一転取り消し。再稼働を認めました。

この判決に対し岸さんは、開口一番「結論から言えば、ここまで司法判断がブレるのはどうかなと思っています」と問題視。

原発事故以降、その安全に関する新規制基準が施行されました。大津地裁は原発の地元の定義に関して新規制上30km圏だったものを拡大してしまった問題があったとはいうものの、ここまで判決がわかれることに岸さんは大きな不安を抱いているようでした。

また、それ以上に問題と考えるべきは司法がブレるその原因。岸さんはそれは行政にあると指摘。「安倍総理を筆頭に原発再稼働をやると言ったのはいいんですけど、その安全基準はいろいろ問題があります。穴だらけになっている」と言い、このような状況下では司法も不安に思う部分はあると話します。

原発以外でも政府は再生可能エネルギーの普及を掲げていますが、実は太陽光で発電した電力は毎年その買い取り価格が下がっているとか。2030年には原発と再生可能エネルギーで、発電する電力の半分ぐらいをまかなおうと考えているにも関わらず、その制度が不安定。

そんな状況に対し、岸さんは「政府は明確なエネルギー政策の方向性を出し、反対派の意見を恐れず、科学的根拠をしっかりと示した上で国民と議論し納得してもらう必要がある」と訴えていました。

一連の話を聞いた中西も豊洲の移転問題も含め、科学的根拠に基づいた議論がベースにあるべき、そうならない限り司法は安定しないのではと自らの意見を述べ締めくくりました。

(TOKYO FM「クロノス」2017年3月29日放送より)

最終更新:3/29(水) 21:15
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