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<イラク>「イスラム国」IS支配下の2年半とは~モスル大学教員に聞く(2)シーア派やキリスト教徒住民への迫害(写真7枚)

3/30(木) 8:00配信 有料

アジアプレス・ネットワーク

◆IS独自解釈の厳格なイスラム法統治、始まる

イラク北部の大都市モスルは、古くからキリスト教徒も暮らしてきた。2014年6月、モスルを制圧したISは、当初、キリスト教徒にも寛容な姿勢を見せていたが、約1か月後、キリスト教徒住民を町から追放。女児をのぞくすべての女性には外出時に黒いヒジャーブ(ニカブ)の着用を強制するなど、独自解釈した厳格なイスラム法統治を始めた。IS支配下のモスルで暮らし続けたイラク人の大学教員サアド・アル・ハヤート氏(47)に話を聞いた。連載の第2回目。(聞き手:玉本英子・アジアプレス)

◆突然、統制を強化したIS

ISが町を掌握した当初、彼らは何の規則も布告しませんでした。一度クルド自治区へ逃げた私と家族でしたが、モスルの家に戻りました。その時に逃げていたキリスト教徒の一部も戻りました。しかし、それから1か月ほどすると、突然彼らは態度を変えました。キリスト教徒から金品財産を取り上げ、町から追放し始めたのです。そして彼らの家やお金、車、服も取り上げたのです。野蛮な集団です。町じゅうで怒りが広がりました。私も住民の多くも、ああいう行為に同意できませんでした。私たちはこれまでキリスト教徒と兄弟のように暮らしてきたのに。これがモスル占領後に起きた最初の酷い事態でした。本文:2,893文字 この記事の続きをお読みいただくには、アジアプレス・ネットワークの購入が必要です。

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