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神鋼アルミ線材が中計、20年度受注3割増目指す

3/30(木) 6:01配信

鉄鋼新聞

 アルミニウム合金線・棒メーカーで、神戸製鋼所のグループ会社神鋼アルミ線材(本社・大阪府堺市西区、社長・杉下幸男氏)は、2020年の「月間400トン受注」に向け営業を強化する。

 同社は昨年、20年度を最終年度とする中期計画を策定した。最終年度は16年3月期比3割増の月間受注量400トンを目指している。
 「20年度の月間受注量は、足元比80~90トン増となる400トンが目標。自動車向けの太径線・棒とアルミボルト用途で上積みしたい。太径線(線径18~25ミリ)は既に量産化している。新導入の冷間圧接機による大単重コイル化で、さらなる拡販が可能だ」(杉下社長)。
 コイルの接合方法は、従来の加熱溶接から冷間圧接に変更する。冷間圧接機は2台を導入。その内1台はこの3月に設置・試運転が完了している。残り1台も4月に設置する予定。
 神鋼アルミ線材のビレット圧延材は、安定した高加工性と膨れフリー材(焼入後の膨れが皆無)であることが特徴で、ブレーキ油圧関連部品で採用され、今後も需要拡大が見込める。
 太径棒も同じ用途で量産化が始まっている。「アルミボルトは欧州車ではエンジン、ミッションケースの締結に6056系ボルトが一般的だ。日本での採用は遅れているが、6056とA656(開発合金)の2本立てでネジメーカーにサンプル出荷を済ませている。需要家からはいずれも高評価を得ている」(同)。
 自動車メーカーからは高強度ボルト、ネジの需要があり、現在、高強度材である7050、7075、D7K50(神戸製鋼所開発合金)をサンプル出荷している段階。腐食環境ではないインパネ回りや電子部品ケースの締結などへの採用が期待できる。7000系合金はビレット圧延が有利となるため、注力していく方針。

最終更新:3/30(木) 6:01
鉄鋼新聞