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チョコの収益で子ども支援 金沢の業者ブランド化

3/30(木) 2:47配信

北國新聞社

 ハスに関連した菓子などの商品を企画する「ロータスコンセプト」=金沢市山の上町=が、ハスを国花とするベトナムで無農薬栽培されたカカオ豆を使ってチョコレートを製造し、独自ブランドで売り出す。豆の加工から販売までを一貫して手掛け、収益の一部は東日本大震災で被災した福島県内の児童養護施設で生活する子どもの育成を支援する費用に充てる。同社はインターネットで加工機の購入資金を募り、5月のチョコの製造開始を目指す。

 ブランドは「love.lotus(ラブ・ロータス)」との名称で、カカオ豆から板チョコ加工し、販売までの全てを担う「ビーン・トゥー・バー」と呼ばれる方式で製造する。同社によると、県内で初めての取り組みとなる。

 計画では、ベトナムに自家農園を持つ神戸市の加工販売業者からカカオ豆を仕入れる。添加物を使わない菓子を調理販売する小松市のカフェ「ふる本とカフェ こまつ町家文庫」が板チョコに加工し、店頭販売する。

 東日本大震災で親を亡くした子どもたちを支援する「ロータス」(福島県会津若松市)と連携。チョコの収益の一部を、児童養護施設などで生活する子どもに木で作ったおもちゃで遊ぶ機会を提供する活動に役立ててもらう。

 カカオ豆を低温乾燥させる機械やミキサーを購入するため、インターネットで小口資金を募る「クラウドファンディング(CF)」の手法を活用する。18日~4月20日の期間で出資を呼び掛けており、28日までに約28万円が寄せられた。

 同社によると、ベトナムなどカカオの生産国では貧困による児童労働が絶えない。チョコの製造は子どもを働かせない農園から原料のカカオを仕入れて行う予定で、蒲田ちか社長は「安全安心なチョコレートを作り、被災した子どもたちの笑顔にもつなげたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:3/30(木) 2:47
北國新聞社