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「王国」の壮観な美 現代美術展が開幕

3/30(木) 15:31配信

北國新聞社

 第73回現代美術展(一般財団法人石川県美術文化協会、北國新聞社など主催)は30日、金沢市の県立美術館と金沢21世紀美術館で開幕した。日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門の計1127点が石川の文化土壌の厚みと裾野の広がりを示し、開幕を待ちわびた愛好者が「王国」の壮観な美を堪能した。

 現美では、重鎮から若手が会派の別なく美と技を競い合う。来場者は石川の美術、工芸の現在を映し出す作品群に目を凝らした。

 午前中は金沢21世紀美術館で洋画の作品解説が行われ、最高賞の美術文化大賞を受けた大丸七代さん(金沢市)の「時を刻む」をはじめ、大胆な構図や、色の使い方、丹念な仕事が紹介された。林可耕さん(同)が解説に立ち「会派を超えて作品が評価され、抽象、具象が入り交じって展示される美術展は全国でも珍しい。充実した作品がそろった」と指摘した。

 同館では洋画、彫刻、写真、県立美術館では日本画、工芸、書が公開され、入賞、入選作に加えて文化勲章受章者や文化功労者、人間国宝らの新作が冴(さ)えわたる美を放った。

 会期は4月16日まで。入場料は一般千円、高校・大学生600円、小・中学生500円で、開場時間は午前9時半から午後6時までとなっている。

北國新聞社

最終更新:3/30(木) 15:31
北國新聞社