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【特集】密着!大病院のお引越し モノもヒトも大移動

3/30(木) 15:27配信

毎日放送

大阪城の東側にある“大阪府立成人病センター”は日本で有数のがん治療の拠点です。この成人病センターは建物の老朽化が進んだため、先週、お引越しがありました。移った場所は大阪城を挟んで反対側の場所です。今回の引越し、医療機器や書類などだけでなく、入院している患者さんも移動する大変なものでした。スタッフ総勢1200人、大病院の引越しに密着しました。

病院のお引越し

重さ1.8トンもある巨大な医療機器。精密な機械だけにぶつけることのないよう慎重に運びます。

「ここが一番低い。せーの。上見てくれる」

ドアを通すのもスレスレ。それもそのはず、病院ができた当時はこんな大型の医療機器はまだなかったからです。

大阪市東成区にある大阪府立成人病センター。がんの治療と研究を専門に行う病院として1959年に設立されました。以来58年、がん治療の西日本最大の拠点として年間8000人もの入院患者を受け入れてきました。しかし、老朽化が進んだため新たな施設に引越しをすることになったのです。

今の病院はJR環状線の森ノ宮駅のすぐ東側。新たな病院は大阪城公園を挟んだ場所、府庁や警察本部がある一等地で約1.6キロのお引越しです。

引越しのリハーサル さまざまな課題も

引越しと言ってもそこは病院。ものを動かすだけではありません。

「患者の移送はリスクを伴います」(左近賢人院長)

3月11日、病院の講堂に集められた約200人の職員。引越しの最難関、患者さんの移動のリハーサルです。

「模擬患者さんを使って現病院の病棟から車に乗って、新病院に運ぶシミュレーションをします」(新病院整備グループ 塚村浩志さん)

病院に転勤して3年目の若手、塚村浩志さん(27)。患者さんの移送をまとめる重責を任されました。

「(患者さんの)動線こっちからで行きましょう。 この辺も(邪魔な物は)どけといたほうがいいですね」(塚村浩志さん)

塚村さんは移送のスケジュールから職員の連絡体制まで、その全てを管理しています。移送でもたつけば命に関わる問題にもつながるため、訓練とはいえ真剣そのものです。

「担送(担架搬送)待つんやって、ここで!」(スタッフ)

車がなかなか到着せず、ベッドに乗せられた患者役の人が1階の受付で待ちぼうけになっています。

「本来ここで患者さんが待っていることではないはずなので、たぶんこれは改善していく」(スタッフ)

リハーサルが終わるやいなや、現場からは問題点が次々と指摘されました。

「受け入れ側としたらいつ車が来るのかというのを先にわかっておいたほうがいい」(スタッフ)
担送(担架搬送)とICUの重症患者をいかにどうやってさばくかを綿密にスケジュール案を組まないと」(スタッフ)

本番まであと2週間…課題は山積みです。

「かなり連絡体制の部分でしっかりいってなかった部分があったので、そのあたりのプランの変更をこれから2週間しっかり詰めていきたい」(患者移送担当 塚村浩志さん)

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最終更新:7/21(金) 17:50
毎日放送