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【MotoGP】ロッシのテスト時の不調は”どこかへ”行ってしまった、と語るチーフクルー/カタールGP

3/31(金) 7:05配信

motorsport.com 日本版

 ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、今季マーベリック・ビニャーレスを新たなチームメイトに迎えた。しかしロッシはプレシーズンテストで苦しみ、ビニャーレスの後塵を拝し続けていた。しかし、開幕戦カタールGPでは、スタート位置こそ10番手だったものの、レースでは挽回。ビニャーレス、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に次ぐ3位でフィニッシュした。

【写真】表彰台で握手を交わすビニャーレスとロッシ。しかしその表情はお互いが”ライバル”だという雰囲気を感じさせる

 ロッシは、チームは金曜日のフリー走行で施した変更が、彼を”危機的な”状況から救ったと信じている。

 ロッシのチーフクルーであるシルヴァーノ・ガルブセラは、フリー走行でのロッシを見て、決勝へ向け危機感を募らせていたという。しかし、先頭を行くビニャーレスとの差は実際には予想よりもずっと小さく、安堵しているという。

「レースの前日、我々は心配していたということを、否定することはできない」

 ガルブセラはガゼッタ・デロ・スポルトにそう語った。

「しかし最初のレースの後、すべてをリフレッシュすることができた」

「テストであったトップとの差は、すでにどこかへ行ってしまった。最終的な差は、コンマ1秒以下だった。1秒じゃないんだ。これは前日に見られた差ではなく、普通の状況だ」

「暗闇の中で、シーズンをスタートさせたわけじゃない。なぜなら、我々が良くなったことは分かっていたからね。でも、それがどれくらいのモノなのか、我々は知らなかった。そして、最後までタイヤが耐えてくれることを期待してはいなかったので、緊張していたんだ」

 ロッシが苦しんでいた原因のひとつは、ミシュランの2017年用タイヤに対する”違和感”であったようだ。ガルブセラは、レース終盤のロッシはタイヤを”卵の殻”のように労わることを強いられていたとしたが、今後の2レースで彼はもっと楽になるはずだと認めた。

「バレンティーノのフロントタイヤは柔らかすぎて、大きく動いてしまっていた」

 ガルブセラはそう説明する。

「レース終盤、”卵の殻”のように慎重に扱わねばならなかったんだ」

「アルゼンチンには、ミシュランはより剛性の高いタイヤを持ち込むべきだ。そして私は、タイヤがよりうまく機能することを期待している。オースティン(アメリカGP)でも同様だ。次のレースでどんなことが起きるのか、早く知りたい」

Jamie Klein