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JFEスチールと伊藤忠丸紅鉄鋼、インドネシア鋼管大手に出資

3/31(金) 6:01配信

鉄鋼新聞

 JFEスチールと伊藤忠丸紅鉄鋼(MISI)は30日、インドネシアの大手鋼管メーカー、スチール・パイプ・インダストリー・オブ・インドネシア(略称・SPINDO)へ計2・21%出資したと発表した。出資金額は約3億円で、JFE、MISI共に同国の鋼管会社へ資本参加したのは初となる。出資比率の内訳はJFEが1・48%、MISIが0・73%。

 スピンドはJFEや韓国・ポスコ、インドネシアの地場メーカーなどから熱延コイルを調達し、建材を中心に二輪車や家具向けの溶接鋼管を生産している。スリッターやレベラーでの薄板加工事業も手掛けており、年間の販売量は約35万トン。
 スピンドはジャワ島東部のスラバヤを本拠とし、スラバヤ近郊のパスルアンやシドアルジョ、ジャカルタ近郊のカラワンなど6工場を展開。ジャカルタやバンドン、ボルネオ島のサマリンダには在庫拠点も持つ。
 現在、スラバヤ郊外のグレシックでは第7工場を計画しており、完成後には鋼管の年産能力が8割増の約107万トンとなる見込み。ホットの調達量を増やす必要があることや拡販に向けてJFEとMISIとの関係を強化する狙い。
 スピンドはオーナー企業で、株式を上場している。2015年12月期の業績は、売上高が3兆5840億ルピア、純利益が1590億ルピアだった。
 JFEはMISIを窓口商社にスピンドへホットを継続的に輸出してきた。足元は供給余力が限られ、インドネシアの税制問題もあって成約量を増やしにくいが、将来的な需要増やベトナムのフォルモサ・ハティン・スチール(FHS)稼働後に備え、販売網を拡充させる。
 JFEとMISIは15年にスピンドと覚書を結び、母材供給や技術協力など関係強化に向け合意していた。

最終更新:3/31(金) 6:01
鉄鋼新聞