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800馬力超でミラーレス! メルセデス・ベンツが放つ超先進的4ドアクーペ

3/31(金) 14:58配信

オートックワン

ダイムラーの会長であるディーター・ツェッツェ氏の姿が見えない。いつもと違うメルセデス・ベンツのプレスカンファレンス…と思っていたら、最後の最後に登場した。

AMG GT コンセプトの詳細を写真でチェック

今回のジュネーブショーにおけるメルセデス・ベンツの目玉モデルである、AMG50周年記念の4ドアモデル「GTコンセプト」を運転して登場するという、実にニクい演出で姿を見せたのだった。

そんな風にして登場したGTコンセプトは、以前から噂されていたAMGオリジナルの4ドアモデル。まだあくまでもコンセプトではあるが、今回の発表で驚きのスペックが語られた。

このGTコンセプト、見た目からもわかるように4ドアのクーペであるにも関わらず、最高出力はなんと800ps以上! そして0-100km/hは3秒以下という、スーパースポーツ並みのハイパフォーマンスを実現する予定だという。

しかも、驚きはそのパワートレーン。フロントには現行のAMGモデルでおなじみの4リッターV8ツインターボを搭載するのに加え、なんとリアには軽量かつ高密度なバッテリーとモーターを与えたハイブリッドとしていること。

さらに駆動方式はAMGパフォーマンス4MATICと呼ばれる4WDとされており、エンジンとモーターのパワーを自在に使って高い安定性とコーナリング性能を実現している。そしてもちろん、EVだけでも走れるモードも備えている。

そう、AMGが送り出す4ドアクーペは、超先進的なハイパフォーマンスモデルということになるわけだ。

そうして華々しく登場し、メルセデス・ベンツのブースにおける主役となったこのモデルだが、筆者的にはまだまだ語られていない多くの事実があると感じた。

それがデザイン。今回送り出されたこのAMG GTコンセプトは、おそらく今後のメルセデス・ベンツの次世代デザインをも示唆するエレメントがそこかしこに散りばめられているからである。

というのもこのデザイン、先日メルセデス・ベンツが次世代のコンパクトモデルを示唆するために発表したデザイン・コンセプトである、「エステティックA」と見比べてみると、実に多くの共通点を見出すことができるからだ。

例えばフロントグリルは既にAMG GTでも展開されている縦桟のグリルとなっており、これはエステティックAでも共通。その他、ボンネットを走るパワードームやフロントフェンダーなどにも共通性を見出せるのだ。さらに現代のモデルらしく、ミラーレスとしてフェンダーの低い位置にカメラを配するデザインもポイントといえるだろう。

また4ドアクーペ、というのも引っかかる部分。というのも現在ラインナップされているCLSは今後消滅するという噂があるにも関わらず、ここでまた4ドアクーペのデザインが展開されている。

そう考えると、今後のメルセデス・ベンツのラインナップにも何らかの影響を与えるのでは? とも勘ぐってしまうのである。

AMG GTコンセプトは今後登場予定となるが、果たして市販版はこのコンセプトをどれだけ実現できるか? いまから楽しみだ。

[Text:河口まなぶ]

最終更新:3/31(金) 14:58
オートックワン