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捜査書類、自宅に28年 60歳の千葉県警巡査部長を減給処分

3/31(金) 12:05配信

千葉日報オンライン

 約28年間にわたり、担当した事件事故の捜査書類など350点を自宅に持ち帰って隠していたとして、千葉県警監察官室は30日、八千代署留置管理課の男性巡査部長(60)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とした。捜査に影響した可能性があり、県警は公文書毀棄(きき)罪に抵触するとみて、近く巡査部長を千葉地検に書類送検する方針。巡査部長は今日付で定年退職の予定という。

 同室によると、巡査部長は1989年4月~今年2月の間に在職した印西、佐倉、流山、松戸東、船橋東、浦安、八千代の計7署で、交番勤務等で担当した窃盗事件や交通事故などの被害届や事故報告書、証拠品など350点を勝手に自宅に持ち帰った。うち6点は捜査への影響が否定できず、採取した被疑者の指紋なども含まれていた。

 このほか、153点は県警の書類保管の期限上、確認が取れず、影響の有無は判然としないという。書き損じなどを含む191点は影響なしと判断された。

 今月、定年退職の手続きに伴い八千代署員が巡査部長の自宅を訪問した際、室内に散乱する書類などを発見した。県警は同罪の時効を考慮し、12年以降の約40点について立件する見込み。

 巡査部長は現在入院中で、病気の影響により記憶が曖昧な一方、「事案処理が面倒だと思い、書類作成を怠けた記憶がある。申し訳ない」と謝罪したという。

 同室の古川等首席監察官は「警察への信頼を損ねる行為で誠に遺憾。業務管理と職員への指導・教養を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。