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てるみくらぶ、赤字約15億円 約1億円黒字に粉飾決算

3/31(金) 14:52配信

AbemaTIMES

 経営破綻した旅行会社「てるみくらぶ」が、少なくとも3年前から粉飾決算を繰り返していたことが分かった。

 破産手続開始申立書によると「てるみくらぶ」は、2014年9月期にはすでに大幅な赤字だったとみられている。さらに、航空券の仕入れや営業の費用を少なく計上し、決算書では黒字を装っていたことが分かった。

 最後の決算となった2016年9月期には決算書の上では約1億1000万円の営業黒字となっているが、実際には約15億円以上の赤字に陥っていたとみられる。また、関係者によると銀行や観光庁など提出先によって内容の異なる決算書を作っていたという。

 一方、経営破綻した「てるみくらぶ」は27日、裁判所から破産手続き開始決定を受け、4月1日入社予定の約50人の内定を取り消した。

■「てるみくらぶ」内定者に“救いの手”

 これを受けて29日、厚生労働省は学生らに向けた緊急の相談窓口を東京と大阪の2カ所のハローワークに設置した。窓口では個別に学生の相談にのり、希望にあった求人情報の提供などをするとしている。

 厚生労働省は「できるだけ早く一人でも多くの学生が就職できるよう支援していきたい。2カ所以外でも最寄りのハローワークに相談してほしい」とコメントを発表した。また、内定者約50人に対して無試験で採用してもいいという企業や団体が名乗りをあげている。

 無試験で採用する企業側のメリットについて、求人サイト・エンジャパンの新卒採用企画部の林部長によると「てるみくらぶの採用過程がしっかりしていた」「大学生の売り手市場で優秀な若手の人材を求めている」ことが挙げられるという。

 このような国や企業の助け舟に対して、てるみくらぶから内定をもらっていた学生は「本当に私たちのことを考えてこういう風に手助けをしていただいて、少し前を見て行けそうな気持ちになれたしありがたく思う。自分のやりたいことと照らし合わせて、いいなと思ったら是非前向きに検討していきたい」と感謝の気持ちを語った。(AbemaTV/原宿アベニューより)

最終更新:3/31(金) 14:52
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