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宮下公園向かいに「渋谷キャスト」4月開業 地上16階、地下2階の複合施設 東急

3/31(金) 16:21配信

乗りものニュース

人の流れの結節点に「創造の拠点」

 東急電鉄は2017年3月30日(木)、同社が進める渋谷駅周辺地区における再開発事業の最新状況を発表しました。

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 渋谷駅北側の、宮下公園と明治通りをはさんで向かい合う「渋谷宮下町街区」に建設中の複合施設「渋谷キャスト」が、2017年4月28日(金)、しぶや(428)の日に開業します。地上16階(高さ約71m)、地下2階の建物に、店舗、多目的スペース、オフィス、そして住宅などが入ります。

 この場所は、昭和30年代に暗渠(あんきょ)化され道路になった「旧渋谷川遊歩道」、通称「キャットストリート」の入口に位置しています。

「個性的なショップが集い、ファッションの発信地でもあるキャットストリートはもともと、渋谷と原宿を結ぶ裏通り的な存在でしたが、2006(平成18)年の表参道ヒルズ開業を機に、表参道、青山方面とを往来する人も増えました。渋谷キャストは人の流れの結節点に位置し、多くのクリエイターが行き交い、活動する創造拠点です」(東急電鉄 都市創造本部 新屋 潤さん)

 人の流れを意識し、渋谷キャストでは建物と道路のあいだ約800平方メートルの空間が広場として一般に開放され、建物部分も反対側の道路に通り抜けられるようになっています。あわせて、渋谷区と共同でキャットストリートや周辺道路の改良も行われました。広場には日常的にさまざまなキッチンカーが登場したり、野菜マルシェが開かれたりと、渋谷のなかのオアシスとして、賑わいを創出する空間になるそうです。

渋谷駅南側では、渋谷川、旧東横線跡地も開発

 渋谷駅から国道246号をはさんで南側に建設中の複合施設「渋谷ストリーム」についても、最新状況が発表されました。

 2018年秋に開業予定の渋谷ストリームは、地上35階、地下4階に、オフィスやホテル、ホール、商業施設などが入居します。東急電鉄 都市創造本部の松本久美さんによると「高さは約180mで、だいたいヒカリエと同じくらい」とのこと。渋谷駅とは、地下2階から地上2階までつながる吹き抜けの動線空間「アーバン・コア」と、国道246号を横断するデッキで直結します。

「『クリエイティブワーカーの聖地』となるべく、オフィスにはIT、クリエイティブ関連企業を誘致します。仕事と遊びがボーダレスな人など、多様かつカジュアルなワークスタイルを支援する施設として、そうした人の嗜好に寄り添ったしかけをつくります」(東急電鉄 松本さん)

 国道246号を横断するデッキには、旧東横線渋谷駅舎の特徴だった、アーチ状の屋根が連なる「かまぼこ屋根」を再現するほか、傍らを流れる渋谷川沿いには遊歩道を、川にかかるふたつの橋、稲荷橋と金王橋には広場を設け、賑わいのある水辺空間を創出するといいます。

 ほか、渋谷川遊歩道の南、旧東横線が渋谷から代官山へと大きくカーブした地点に、「渋谷代官山Rプロジェクト」として線路跡地を利用した複合施設を整備することもあわせて発表されました。広範な地域におよぶ渋谷周辺の再開発、今後も新たなプロジェクトが始動していきます。

乗りものニュース編集部