ここから本文です

フェデラーは観客の立てる騒音をそう気にせず [男子テニス]

3/31(金) 23:30配信

THE TENNIS DAILY

 ロジャー・フェデラー(スイス)はプレーする際に、小さな騒音に煩わされることはない。それどころか歓迎さえしている様子も見せる。

「あのときでさえ、逆転できると信じていた」とフェデラー [マイアミ・オープン]

 アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(ATP1000/3月22日~4月2日/賞金総額699万3450ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第4シードのフェデラーは劣勢を覆して第10シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を倒した。この激しい3セットマッチの間、観客たちは明らかにフェデラーのほうに肩入れして応援していたのだが、このグランドスラムの王者はいわばテニスの伝統である、ポイント間にできるだけ静粛にするようにとの観客への呼びかけについて聞かれ、こう答えた。

「ときどき赤ん坊が泣いたりするのは言うまでもなく、それほど気にならない。そういうのには、かなり慣れている」と2組の双子の父であるフェデラー。「それもテニスの一部なんだ。正直言って、テニスで観客がすごい騒音を立て、またものすごく静かになり、それからまた超喧しくなるのはすごく素敵なことだと僕は思っている。それがテニスをとても特別なものにしているんだ」。

 ベルディヒの最高のショットは、もっともいい場合で礼儀正しい拍手を受けるのがせいぜいだった。フェデラーのウィナー、あるいはベルディヒのミスさえが、轟轟たる歓声を引き出した。そしてベルディヒは過去に、自分は例えば全米オープンのように客席からの興奮が激しく伝わってくる環境より、典型的なウィンブルドンの雰囲気のように静かな環境のほうが好きだと言っていた。

 フェデラーが見せたスタンスは、過去にノバク・ジョコビッチ(セルビア)やマリア・シャラポワ(ロシア)が示したスタンスに類似している。

 そしてこの議論は、もう何十年も激しく繰り返されてきた。

 フランスの元スター、セドリック・ピオリーンは1993年、全米オープンの観客について「いいものじゃない」と言った。声援云々以上に、ポイント中にしゃべったり動き回ったりする者の多い全米の観客に難色を示す選手は昔から少なからずいる。

 先週末、キルステン・フリプケンス(ベルギー)とドミニカ・チブルコバ(チェコ)の女子の試合の間に、喧しい観客に対して主審から短い“たしなめ”があったが、大会の間、マイアミの観客についてのプレーヤーからの不平はほとんどなかった。

「もし、より叫び声や喚き声があがり、より動きがあっても大丈夫だよ」とフェデラー。「皆が非常に静粛であってほしいと願うポイントはある。それに異議は唱えない。それはよりよい雰囲気を生み出す役に立つが、でも我々は練習で非常に多くの違ったコンディション下でプレーしているから、多少のことには対処できるようであるべきだよ」。(C)AP (テニスデイリー/THE TENNIS DAILY)

Photo: KEY BISCAYNE, FL - MARCH 27: A general view of the match between Juan Martin Del Potro of Argentina against Roger Federer of Switzerland during Day 8 of the Miami Open at Crandon Park Tennis Center on March 27, 2017 in Key Biscayne, Florida. (Photo by Al Bello/Getty Images)

最終更新:3/31(金) 23:30
THE TENNIS DAILY