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佐野史郎「ドアノーの愛への願いは永遠」 『パリが愛した写真家』への想いとは

3/31(金) 18:15配信

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 20世紀を象徴するフランスの国民的写真家ロベール・ドアノーの人生と創作のすべてに迫る、初のドキュメンタリー映画『パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー<永遠の3秒>』。4月22日の公開に先立ち、俳優の佐野史郎や女優のとよた真帆のほか、日本の著名な文化人からドアノーに対する称賛のコメントがよせられている。

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 本作は、撮影風景やインタビューなどの当時の貴重な資料映像や、親交のあった著名人による証言により、写真家ロベール・ドアノーの人生と創作のすべてに迫る、初のドキュメンタリー映画。ドアノーの作品の一つで、今では世界でもっとも有名な写真のひとつとなった「パリ市庁舎前のキス」の知られざる撮影秘話も明かされる。

 さらに、ピカソ、フランソワーズ・サガン、ロマン・ポランスキー、サビーヌ・アゼマ、イザベル・ユペールなど、ドアノーが撮った同時代を代表する著名人のポートフォリオ作品も楽しめる一作となっている。監督は、ドアノーの孫娘であるクレモンティーヌ・ドルディルが務める。

 俳優の佐野史郎は「ドアノーの名前は知らなくても『パリ市庁舎前のキス』の写真を観たことのある人は少なくないはずだ。恋人たちのキスは演出されたものだったし、その後の物語も決して美しいものではなかったけれど、ドアノーの愛への願いは永遠だ。あなたがそれを目撃するならば」とドアノーへの称賛の言葉を惜しまない。

 女優のとよた真帆も「80年代に私も衝撃を受けた『パリ市庁舎前のキス』が、今後も世界じゅうの沢山の若者の心を捉えて影響を与えていくんだな、と思う時、一枚の写真の持つたとえようのない偉大な力を感じます。シャッターを切った数秒が数えきれないくらいの人の心を暖かくするなんて、なんという芸術なんだろう」とドアノーの作り上げた芸術に感銘を受けた様子を見せている。

 また、「ミナ ペルホネン」デザイナーの皆川明氏は、「ロベール・ドアノーの視点は人の暮らしから湧いてくる感情に向かっている。だから映し出された瞬間だけではなくその人の人生、その街の暮らしが見えてくるのだろう。ドアノー自身も同じ視点で暮らし、時代を見つめ続けたことを、このドキュメンタリーは詩的に語りかけてくれる」とコメントし、翻訳家・柴田元幸氏は「この映画の(そしてドアノーの)メッセージは、『いまだって、いい時代なんだよ――君が見さえすれば』ということなんだと思う」とメッセージを寄せている。

 映画『パリが愛した写真家/ロベール・ドアノー<永遠の3秒>』は4月22日より東京都写真美術館ホール、ユーロスペースほかにて全国順次公開。

最終更新:3/31(金) 18:15
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