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新電力2社が北陸参入へ 小売り自由化1年、AOIグループとLooop

3/31(金) 1:34配信

北國新聞社

 電力の小売りが全面自由化されてから1年となる4月、北陸の市場に2社が新規参入することが分かった。新電力大手の代理店としてAOIグループ(福井市)が1日から石川、福井両県を中心に営業するほか、「Looop」(ループ、東京)も11日にサービスを始める。北陸電力の電気料金が低いことから他地域に比べて参入が少なかった北陸だが、自由化2年目は競争が活発化しそうだ。

 AOIグループのAOIエネルギーソリューションが「きらめきでんき」と銘打ち、一般家庭向けの低圧電力サービスを始める。新電力大手の「F―Power」(東京)の発電所や市場から電力を調達し、契約者に供給する。

 同社によると、基本料金を北電より37%抑えるほか、使用量が多いほど割安となる料金体系を採用する。担当者は石川での営業展開について「グループ会社が持つ新車販売の拠点を使ってPRし、軌道に乗ればさらに売り込みを強化していきたい」と話した。

 ループは、小売り全面自由化に合わせて沖縄を除く全国の大手電力管内に参入しており、今回、未開拓だった北陸と四国にも進出することにした。

 北陸電力の低料金に対抗し、1キロワット時当たりの電力料金(一般家庭向け)は21円と全国9地域の中で最安に設定した。

 迎え撃つ北電は、会員制度「ほくリンク」のサービス拡充で顧客のつなぎ止めを図る。同制度は2015年度末までに会員を7万1千件に伸ばし、16年度はさらに10万件を上積みした。

 同社は「最近は月1万件を超えることもあり、増加ペースが速まっている」としており、サービス内容の充実やポイント付与のキャンペーンを通じて会員を増やし、流出を抑えたい考えだ。

 「auでんき」を展開するKDDIは、自由化1年目について「契約獲得数はほぼ計画通りだ」(KDDI北陸総支社)とした。携帯電話のユーザー向けのサービスとの位置付けだが、電気を目当てに携帯を契約する顧客もいるという。

 同支社の担当者は「ここまで支持されきたシンプルな料金体系を今後も売り込んでいきたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:3/31(金) 1:34
北國新聞社