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技と意気込みに触れる 現代美術展で作品解説

3/31(金) 16:09配信

北國新聞社

 金沢市の石川県立美術館と金沢21世紀美術館で開催中の第73回現代美術展(一般財団法人県美術文化協会、北國新聞社など主催)は31日、審査員を務めた作家による作品解説が行われた。来場者は、伝統に裏打ちされた精緻な技や、作品と向き合う作家の意気込みに触れ、理解を深めた。

 午前中は県立美術館で県美術文化協会の角康二(すみやすじ)常任委員(輪島市)が工芸の解説に立ち、漆芸作品を中心に蒔絵(まきえ)や沈金などの技法や創作の苦心を語った。

 角さんは「漆は絵の具と違い、技術がないと描けないし、技術があっても表現できない人もいる」と話し、漆ならではの透明感や奥深さを紹介した。

 一昨年を除き第1回から出品を重ねる文化功労者の漆芸家三谷吾一副会長の漆額の前では、究極の技で今の境地を表現する姿が紹介され、来場者からは「不思議と作品が若くなっている」などと声が上がった。

北國新聞社

最終更新:3/31(金) 16:09
北國新聞社