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解体工事中のシャープ旧本社ビル 大看板に足場迫り多くの見物人

4/1(土) 18:24配信

THE PAGE

「SHARP」の文字記念に撮影する人多く訪れる

解体工事中のシャープ旧本社ビル「SHARP」大看板間もなく覆わそうに 撮影・編集:柳曽文隆 レポーター:岡本ゆか THEPAGE大阪

 大阪市阿倍野区の「シャープ」旧本社ビルの解体作業が3月27日から始まった。同日から工事業者が入り、足場が組まれるなど着々と工事が進められているが、1日には足場が高く組み立てられており、間もなくあの「SHARP」大きな文字の看板が覆われそうとあってか、地元の人らが最後にこの光景を写真撮影する姿が多くみられた。

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間もなく「SHARP」と書かれた看板も覆われそうに

 旧本社ビルのある地は1924年、創業した早川徳次氏が東京から同社の前身となる「早川金属工業研究所」を構え「第2の創業の地」とされている。

 だが、経営再建の策として家具大手のニトリに売却され、昨年7月からは大阪府堺市に本社を移している。同社が台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下に入った後に買い戻しを目指したが、実現には至らなかった。また、今回取り壊される旧本社に隣接する「田辺ビル」は買い戻している。

 工事は着々と進んでおり、ここ数日で足場なども組み立てられ、1日午後には旧本社東側(阪和線側)は足場で覆われており、間もなく「SHARP」と書かれた看板も覆われそうなことから、同日も多くの人が写真撮影に訪れるなどしていた。

見物の男性「シャープがあって当たり前やったから」

 SHARPの看板を携帯電話のカメラで撮影していた阿倍野区内に住む男性(77)は、昨年までアルバイトで同社に出入りしていたという。

 「新聞記事でもう工事が始まってると聞いて、休みなんで来ました。なんかほんまに寂しい。僕が若いころからずっとこういう感じであったから。いろんな新しい物を出してきたんやろしね」と話していた。

 また、工事の様子を見に来ていた近所の70代の男性は「ここにニトリができるというのが想像できない。シャープがあって当たり前やったから」と寂しそうに語っていた。

最終更新:4/7(金) 5:48
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