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学校犬、可愛いだけじゃない 命の教育や環境美化PRにも貢献/台湾

4/1(土) 13:53配信

中央社フォーカス台湾

(新北 1日 中央社)北部・新北市安渓中学校の学校犬「コーラ」(可楽)。その従順そうで可愛らしい姿から、校内のみならずインターネット上でも多くのファンを持つ。コーラは癒やしを与えるだけでなく、命の教育や都市美化推進にも貢献し、単なる「学校犬」以上の役割を果たしている。

同校の姜大如教務主任によれば、コーラとの出会いは7年前にさかのぼる。野良犬だったコーラはある日、寒さのために教室の片隅で縮こまっていたところを発見された。学校側は引き取り手を探してみたが見つからなかったという。教師は募金を募り、コーラの目の病気を治療。その後生徒からもコーラを学校に引き止めたいとの要望が出たため、学校犬として飼育するようになった。コーラという名前は毛の色に由来する。

コーラは癒やしを与えるだけでなく、学校の警備にも熱心に取り組む。校内に侵入した水牛3頭を小さな体で追い払ったこともある。このエピソードによってコーラの人気は爆発。現在、コーラの様子を伝えるフェイスブックのファンページのフォロー数は1万2000人以上に上っている。

姜主任は、コーラが必死に生きる姿は生徒にとって、命の尊さを知る最良の教材となっていると話す。自身も以前はペットに接した経験がなかったものの、コーラの世話を通じて命について理解を深められたという。

新北市政府はコーラの高い人気に目を付け、コーラを都市美化広報映像の主役に抜擢。コーラの目線を通して、都市美化に対する市の努力を伝えている。

(黄旭昇/編集:名切千絵)