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退職した後に「余暇を過ごしたい国」ランキング10

4/1(土) 11:50配信

ZUU online

ブランド戦略の調査機関・米BAVコンサルティングとペンシルバニア大学ウォートンスクール(Wharton School)が、世界4つの地域、合計80ヶ国に関係する2万1000人を対象にアンケート調査を実施、「退職した後に余暇を過ごしたい国ランキング」を2017年3月7日に発表した。

余暇=リゾート地というイメージがリンクする中、首位を独占したのは、南半球に位置する、あのネイチャー・ランド2国であった。リタイア後はテクノロジーに囲まれた生活におさらばして、大自然の息吹を存分に味わいたい……そんな思いが伝わってくるような結果である。

■5位 ポルトガル

――お隣はスペイン、美味しい食事とおだやかな海のある国

2016年は16位だったポルトガル。2017年は9ランクのジャンプアップを果たし5位に浮上した。ユーラシア大陸のイベリア半島に位置し、近年、ヨーロッパで人気が高まっている穴場の国である。首都のリスボンは坂道が多く、トラムが行き来する情緒ある光景が楽しめる。

ポルトガルを象徴する「アズレ―ジョ」はタイル張りの建築様式で、街中でよく見かけるエキゾチックな芸術作品だ。シントラのペーナ宮殿はゴシックやイスラム建築がミックスされたカラフルな宮殿で世界遺産に登録されている。

ポルトガル料理にも注目だ。干しタラ(バカリャウ)を使った料理が豊富なので、リタイア後のヘルシーな食生活も容易に想像できそうである。

年間を通して温暖な気候であり、ヨーロッパ諸国の中でも物価が安いということも魅力的だ。アンケート調査ではポルトガル人は他人に対し優しく親切であると高評価であった。公用語はポルトガル語で公共の場でも英語は通じにくいが、必要以上に看過されず静かに過ごしたいというリタイア層には最高の場所であろう。

■4位 カナダ

――グリズリーベアと記念撮影したい? リミットのない自然を満喫

メイプルリーフを国旗とする世界で第2の国土を持つカナダ。イギリス連邦加盟国で首都はオタワだ。

カナダの魅力と言えば何と言っても溢れる大自然であろう。加えて、世界でも屈指の治安の良さを誇り、教育水準や生活水準も高い。人々もおだやかで好感度が高く、多国籍の人々が上手に調和しながら生活できる安心した環境が整っている。

カナダは州の保険に入っていれば医療費が無料、相続税や住民税もない。リタイア後の移住が3年を超えるとカナダ国籍を取得することもできる。

自然と共存した生活を夢見た現役時代。味わえなかった夢をカナダは広大な気持ちで受け止めてくれそうだ。

■3位 スイス 

――スイス国民の半数は「海外に移住したくない」

スイスは税金が低いためヨーロッパ諸国でも最もポピュラーな国である。医療費が高いことで知られるが、個人に合った保険に入り上手に活用すれば生活に負担がかかることも少ない。世界トップレベルの医療水準を維持するために、保険外でかかる医療費は高くなっている。

スイスでは「BIO」と記された有機農法で栽培された農産物が多く、商品の安全性においては世界でもトップレベルである。地球に優しい生活ができる面ではリタイア層にとって心から安心できる環境と言えよう。ちなみに、スイスでは自国で余暇を過ごしたいと考える国民が半数を超える。

都市部を中心にインフラも整っており、安全で快適な生活ができるのもポイントである。加えてスイスは健康を意識した社会でもあるため、健康的に余暇を過ごしたいリタイア層には安心できる国である。日本医次ぐ長寿国でもあることにも納得であろう。

■2位 オーストラリア

――差別をタブーとする多国籍国家 フレンドリーな国民性で2位

フレンドリーな国民性で圧倒的な支持を得たのがオーストラリアだ。余暇を過ごすなら、現地の人とも交流を深めたいと思うのは当然。多国籍で形成されたオーストラリアは、どんな肌の色の人でも自然と溶け込めるような柔軟な社会秩序がある。

クイーンズランド州は年間を通して暖かく過ごしやすい。夏はビーチでマリンスポーツ、冬は雪山でスキーと、リタイアしてからもスポーツを楽しみたい人にとっては楽園である。

物価高で知られるオーストラリアでだが、英語を母国語とし自由で明るいイメージ、ヘルスケアの充実度が高評価に結びついた。リタイアしてからも、さらに忙しくなるくらい、訪れてみたいスポットがてんこもりの国である。豪快な自然に驚愕することは間違いなしだ。

■1位 ニュージーランド

――自然に溺れるというはこういうこと それが実感できる国

堂々の1位はオーストラリアの隣国であるニュージーランドであった。2016年も4位と好評価であったが、今年はトップに躍り出た。オーストラリアの隣国として知られる島国でもあるが、アンケート調査でも「フレンドリーで気さくな人たちが多いから」という評価が大多数を得た。

世界遺産も多く、溢れんばかりの大自然を存分に満喫できるが、唯一気がかりなのがリタイヤメント・ビザへの申請条件である。国に対する一定の投資金額が必要とされ、資金の少ないリタイア層には多少厳しいと言えるかもしれない。

そうとはいえ、真っ白な氷河の中を歩いたり、海岸に無造作に転がる巨大な奇岩を眺めたりと、ニュージーランドでの生活は驚きと発見の毎日であろう。

2017年は南半球のオーストラリアとニュージ―ランドが1位と2位を独占した結果となった。今回のアンケートではヨーロッパの穴場として知られるポーランドが大検討。4位~1位は自然が代名詞とも言える国々が名を連ねた。総じて、医療制度の充実度も評価のポイントになったようだ。

退職した後に余暇を過ごす。あなたなら海外のどの国にどのような希望を抱いて移住を決断するだろうか。50代で早々とリタイアをして海外に移住する動きが見られる中、今まで慣れ親しんだ母国で余暇を過ごしたいという「故郷派」もいるのは確かである。

さて、あなたならどの国で退職後の余暇を過ごしたいか…いずれ訪れる贅沢な時間について、しばし考えを膨らませても良いのではないだろうか。(ZUU online 編集部)

最終更新:4/1(土) 11:50
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