ここから本文です

雨中の決戦を制した小平二(東京)が選抜初優勝 [全国選抜中学テニス]

4/1(土) 9:00配信

THE TENNIS DAILY

 第5回全国選抜中学校テニス大会(3月29~31日/香川県営総合運動公園テニス場)の最終日、31日(金)は男女団体の準々決勝・準決勝・決勝が行われ、女子決勝は第1シードの小平第二(東京)が初出場の倉敷市立児島(岡山)を3勝0敗で破り、初優勝を飾った。

小平第二(東京)が児島(岡山)を破りセンバツ初優勝 [第5回全国選抜中学校テニス]

 試合方法はトーナメント方式の団体戦。ダブルス2試合+シングルス1試合の合計3試合(試合順D2→S1→D1)で争われ、1回戦から決勝まで1セットマッチで行われた。コンソレーションも同時開催。

 男女準々決勝の計8試合から始まった本日は、午前9時前より雨が降り、10℃以下と冷え込む中で行われた。悪天候を考慮して準々決勝から決勝まで2本先取の打ち切りを採用。決勝は予定だった8ゲームプロセットマッチから6ゲームマッチに変更された。

     ◇   ◇   ◇

 小平二は昨夏の全中準優勝メンバーが中心となり、ひとつもセットを落とさずに4試合を戦い抜き、盤石の強さで決勝まで勝ち上がった。一方、倉敷市立児島は4試合すべてが2勝1敗。だが、準決勝では前回王者の成蹊(東京)に完勝し、無傷の小平二を倒す大きな可能性を感じさせた。

 決勝のスコアだけを見ると3-0だが、最後の最後までどちらが勝ってもおかしくない、白熱した今大会のベストマッチだった。

 3試合同時開催で、まず10番コートで行われていたD2で小平二の近藤佳怜/内島舞子のペアが倉敷市立児島の渡邉澪/山水実々を6-1で退ける。

 そのときS、D1はまだゲームの序盤だった。河野瑞生(小平二)対中島玲亜(倉敷市立児島)はお互いストローク力を武器に厳しいコースへ正確にコントロールして、レシーブから優位に持ち込む展開でブレーク合戦が続いた。

 先にチャンスをつかんだのは中島だった。4-3から2ゲームを連取されるが、2ゲームを奪い返し6-5で迎えた河野のサービスゲーム。ここでも積極的に攻め、30-40としてマッチポイントを迎える。だが、中島にミスが出て3ポイントを連取され、6-6となりタイブレークにもつれた。

 まったく互角の展開だったD1もタイブレークに突入していた。小平二の毛呂彩音/西村瑠生が4-2リードから2ポイント連取で6-2としてマッチポイントを握る。そこから倉敷市立児島の石川こころ/菱川夏奈が粘って6-4まで追い上げるが、最後に振りきられた。この時点で2勝0敗となり、小平二の優勝が決まった。

 このとき、Sで倉敷市立児島の中島がタイブレークを4-3でリードしていたが、優勝を逃したことがわかると、思わず涙がこぼれる。それでも気を取り直して最後まで勝利を目指して戦い抜いた。

 それに対して「重圧から解放された」という小平二の河野は、7-7から2ポイント連取で勝利をもぎ取り、チームに無傷の完全優勝をもたらした。

 優勝決定後、小平二の選手は口々に「昨年の全中決勝で負けた悔しさ」がチームの大きな原動力になっていると語った。そのとき敗れた城南学園(大阪)へのリベンジを今夏の全中で狙っているという。

 昨夏の全中でベスト8に進出し、今大会は「さらに上を目指していた」という倉敷市立児島は堂々の準優勝と、大きな成果を挙げた。だが、夏の全中は今大会の3ではなく、5マッチ勝負となるため、さらなる戦力の充実が必要になる。

(テニスマガジン/編集部◎池田晋)

最終更新:4/1(土) 9:00
THE TENNIS DAILY