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運気あガ~ル 大分県竹田市の「姫だるま」

4/1(土) 7:01配信

日本農業新聞

 大分県竹田市の農家が手掛ける民芸品「姫だるま」に人気が集まり、予約で約3年待ちとなっている。家庭円満や商売繁盛を願う柔らかな表情が特徴で、縁起物として注文が相次ぐ。江戸時代からの伝統をたった1軒の親子が引き継ぐ。手作りで、1体仕上げるのに1週間ほどかかる。

 稲作農家で、ごとう姫だるま工房を営む後藤明子さん(80)と、長男の妻の久美子さん(59)が受け継ぐ。江戸時代の武家の女性がモデル。木型に和紙などを張って形を作り、絵の具で顔などを描く。明子さんが目や眉の絵付けを担い、久美子さんが口元を描く。8~50センチの8種類ある。

 同市では戦前まで、だるま作りが盛んだったが、戦時中に衰退。1952年に同工房が復活させた。明子さんは60年間、姫だるまと向き合ってきた。「一つ一つに愛情を込める。子どもを育てるのと一緒です」。筆に思いを込める。(富永健太郎)

日本農業新聞

最終更新:4/1(土) 7:01
日本農業新聞