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LGBT題材のマンガ、読者アンケートで性別が男と女だけ 読者の声で「その他」が追加された

4/1(土) 11:28配信

BuzzFeed Japan

集英社の無料マンガサイト「ふんわりジャンプ」で連載されている「ぼくたちLGBT」。その読者アンケート欄が話題になっている。【BuzzFeed Japan / 播磨谷拓巳】

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性別の選択肢が「男」「女」だけ?

ぼくたちLGBTは、自らもバイセクシャルとカミングアウトとしたトミムラコタさん作のエッセイコミック。LGBTの人々の恋愛事情を筆者の経験談をもとに描いている作品だ。

話の末尾に読者アンケートが設けられており、意見や感想を編集部宛に送れるようになっている。

そこで年齢や性別を選択するのだが、性別は「男」か「女」の二つの選択肢しかなかった。

これに違和感を覚えたSさん(仮名)。編集部宛に「せめて『その他』の欄を設けてほしいです」と意見を述べた。

Sさんは、BuzzFeed Newsの取材に経緯を話す。

「胸にチクリと刺さるものがあったんです。LGBTsの存在はいまの日本では見えづらく、しばし無視されることがあります。私はLGBTsの1人、と言っても自身の性に対する違和感を持っているのではなく、単に同性が好きなのですが、それを感じる瞬間はよくあります」

「例えば、テレビで『(異性と)結婚してない女or男はかわいそう』といった内容のバラエティー番組を観たとき。大人になれば、当たり前のように異性と結婚して子どもを産むことを前提として家族に話を振られたとき。そして、今回のように、アンケートの必ず答えねばならない項目である『性別』の選択肢に『男』『女』しか無いときなどです」

Sさんは続ける。

「日常生活の何気ない瞬間に『あ、いま私のこと無視されたな』『この人(達)の中でLGBTsはいない存在なんだな』と感じて、心が痛むのです。それはきっと、私以外の多くのLGBTsも今までに1度は経験したことがあると思います」

「ましてや、この作品は多様な生き方、多様な性のあり方を描くものです。声を上げないわけにはいきませんでした。伝えなければ、絶対に何も変わらないから。そしてまた、伝えないということは、そのシステムを肯定したことになると思ったのも、動機の一つでした」

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最終更新:4/1(土) 11:28
BuzzFeed Japan