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たかが143分の1、しかし開幕戦はシーズン成績を占う重要ポイントでもある

4/1(土) 14:02配信

Full-Count

過去19年の両リーグ最下位チームは開幕戦勝率.324

 雨模様ではあったが、プロ野球の開幕戦6試合は無事終了。2017年シーズンが滑り出した。

2017年、各球団の開幕1軍メンバー一覧

 開幕戦は、そのシーズンの「お披露目」の試合であり、特別の意味を持つ。開幕スタメンは、すべての選手にとっての目標だし、開幕投手は栄誉だ。そして、開幕戦勝利もチームにとっては重要だ。大観衆の前で、幸先の良いスタートを切りたいと思う。

 しかし、開幕戦勝利と、そのシーズンの成績には相関関係があるのだろうか――。過去20年の開幕戦の勝敗と、シーズン成績の関係を調べてみた。

〇パ・リーグ

 ここ20年では、平均順位1位のソフトバンク(ダイエー)・ホークスが、開幕戦でも圧倒的に強い。2015、16年と連敗したが、それ以前は引き分けを挟んで6連勝。これに対し、平均順位4位のロッテと5位のオリックスが7勝12敗1分と最低。これはある程度説明がつく。強いチームは本拠地で開幕戦を迎えることが多い。ホームゲームでの勝率は、ロードゲームよりも高いことが多いので、勝率が上がるということだ。

 しかし、今年のオリックスはホームで負け。開幕戦6連敗だ。ホーム、ロードの差だけでなく、戦力が大きく劣る場合も、開幕戦を落とすことが多い。下位に低迷する、いわゆる「暗黒時代」のチームは、開幕戦でも士気が上がらず、負けてしまうことが多いのだ。今年のオリックスはどうだろうか。10年前まで、ロッテは開幕戦にからきし弱かったが、ここ10年は5勝5敗と盛り返している。それとともにポストシーズンに進出することも多くなった。

セ・リーグは…

〇セ・リーグ

 圧倒的に強いチームはないが、巨人とヤクルトが強い。巨人は5連勝。最近上昇ムードの広島が3連敗。ここ10年でも3勝6敗1分と、開幕戦にはからきし弱い。

 だから、開幕戦がダメだからシーズンもダメと断定することはできないが、最近の中日、数年前のDeNA、20年前の阪神のように、下位に低迷する「暗黒時代」のチームは、開幕戦でもふがいなく負けることが多いのだ。阪神は毎年この季節、センバツ高校野球に本拠地甲子園を明け渡す。だから開幕戦に弱いと言われた。しかし、最近は京セラドームにも慣れたのか、勝ち星が増えている。

 1998年から2016年の19年間、両リーグ最下位チームの開幕戦勝率は、12勝25敗1分の勝率.324、やはり幸先が悪い。

 もちろん、開幕黒星で大げさに落ち込むことはないが、戦力、負け方などをよくチェックして、手を打つべき部分は速めに対応するのが良いのだろう。

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

最終更新:4/1(土) 17:59
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