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フランスのテレビ局も取材に! 数え100歳の現役医師、「あと10年続ける」と意欲

4/1(土) 16:50配信

沖縄タイムス

 99歳の現役医師として活動する、新緑会あかみちクリニック(うるま市)の田中旨夫(よしお)院長=宜野湾市真栄原=の「100歳を祝う会」が26日、市内のホテルで盛大に開かれた。宜野湾ロータリークラブ(柏田吉美会長)主催。出席者から「数え100歳とは思えない驚異的な気力と体力だ。あやかりたい」との声が上がった。

 田中さんは1918年生まれの台湾台北市出身で、現役医師としては県内最高齢といわれる。昭和医学専門学校(現昭和大学)を卒業後、台北市内で21年間産婦人科を開業していた。その後、上海中医学院や世界保健機関(WHO)のはり・きゅう東洋医学専修班を卒業し来県。75年に東風平町(現八重瀬町)内の病院や那覇市救急診療所などに勤務した。現在、あかみちクリニックで内科やアンチエイジングに効果があるというプラセンタ(胎盤)療法を担当している。

 祝賀会には佐喜真淳宜野湾市長、台湾新北市圓通ロータリークラブ会員や、田中さんが89歳で胆管がんを発症した際、手術した国立台湾大学医学部付属病院の陳明豊名誉院長ら同大関係者、県内外のロータリークラブ会員ら約150人が出席した。

 柏田会長は「昨年、那覇での会合の帰り、先生に車で送ってもらい恐縮した。わがクラブの誇るロータリアン」とあいさつ。佐喜真市長が「カジマヤー祝いの時、健康秘訣(ひけつ)のご教示を仰いだところ、1年後には『体の整え方』の本を出版した。衰えを知らないパワフルさは別格。市民の誇りでありあやかりたい」と述べた。

 田中さんの長寿の秘訣を取材しているフランス国営テレビ「フランス2」のスタッフらは、田中さんの超人的な気力・体力に「アンビリーバブル」を連発した。

 舞台余興では人形劇を台湾で修業した人形劇団「かじまやぁ」の桑江淳子団長が「チョンダラー」の一部を披露。田中さんはフィナーレのカチャーシーで舞台に上がって軽やかなステップを踏み、約10分間楽しそうに踊った。

 「カジマヤーの時、あと10年は現役で頑張ると言った。与えられた命を大事に、もうあと10年は続ける。常に穏やかで人に優しく接することが長生きの秘訣かな」とにこやかに謝辞を述べた。(翁長良勝通信員)

最終更新:4/1(土) 16:50
沖縄タイムス