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丸いも香るコーヒー JA根上加工部会、皮生かし試作

4/1(土) 1:45配信

北國新聞社

 能美市のJA根上加工部会(根上屋)は、市特産「加賀丸いも」の加工時に廃棄する皮部分を素材に生かしたコーヒーを試作した。コーヒー豆に乾燥させた皮を加えることで、苦みを抑えた優しい風味が楽しめる仕上がりとなり、3日に金沢市で試飲会を開く。幅広い世代の女性客を狙い、昨年に商品化した丸いものスイーツと一緒に販売する計画で、ひと味違った特産品の魅力を発信する。

 根上屋では、加賀丸いもの加工時に2~3トン生じる皮の有効活用を図るため、昨年に皮でスイーツを作る部門「かわいいもん!」を設置した。同部門は、丸いもの皮と中身の間にポリフェノールなどの栄養素が含まれていることに着目し、同じくポリフェノールが豊富なコーヒーと組み合わせた商品作りを企画した。

 商品化は「いしかわ産業化資源活用推進ファンド事業」に採択され、ダートコーヒー(金沢市)が協力している。独自にブレンドしたコーヒー豆に、混ぜる皮の比率を10%と20%にした2種類の試作品が完成しており、又村一夫組合長は「どちらも、ほんのり丸いもの香りがして素晴らしい出来栄えだ。特産品をPRできる」と期待を寄せた。

 試飲会は3日、JR金沢駅構内にあるJA全農いしかわの農産物・加工品販売拠点「Aガイヤ」で開かれる。駅利用者の感想を商品化に生かし、初年度は1千袋の生産目標を掲げており、金沢市内の土産物屋や県内のJA直売所での販売を予定している。

 「かわいいもん!」の商品開発は、コーヒーで第3弾となった。昨年に完成させた洋菓子「丸いもフィナンシェ」などと一緒にコーヒーを販売することにしており、浜田加代子代表は「多くの人に、おかず以外にも幅広く加賀丸いもを活用できることを知ってもらいたい」と意気込んでいる。

北國新聞社

最終更新:4/1(土) 1:45
北國新聞社