ここから本文です

秀作群に刺激受け 現代美術展、作品解説にぎわう

4/1(土) 1:45配信

北國新聞社

 金沢市の石川県立美術館と金沢21世紀美術館で開催中の第73回現代美術展(一般財団法人県美術文化協会、北國新聞社など主催)は31日、工芸と写真の2部門で、審査員を務めた作家による作品解説が行われた。来場者は、厳しい審査をくぐり抜けた秀作群の技や感性に触れ、創作にかける情熱に刺激を受けた。

 金沢21世紀美術館の写真の展示室では、多くの愛好者が県美術文化協会の土田貴夫理事(金沢市)の解説を聞き、自作に磨きをかける多彩な表現を学んだ。

 土田さんは、足だけを切り取った構図や組み写真の作品を取り上げ「人まねではない独自の着眼点を伸ばしてほしい」と呼び掛けた。「祭りを撮るなら3回は連続して行く」など現場に何度も足を運び、対象を吟味する大切さも説いた。

 10年前から写真を趣味にする内灘町の渡部希典さん(75)は「出品者のいろんな個性を知ることができた」と満足そうに話した。

 県立美術館の工芸の展示室には、文化勲章受章者や文化功労者、日本芸術院会員、人間国宝による最高峰の作品群や新進気鋭の意欲作が並んだ。角(すみ)康(やす)二(じ)常任委員(輪島市)が解説に立ち、漆芸(しつげい)作品を中心に技法や素材を紹介した。会期は16日まで。

北國新聞社

最終更新:4/1(土) 1:45
北國新聞社