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現代美術展 初の週末にぎわう

4/1(土) 16:37配信

北國新聞社

 金沢市の石川県立美術館と金沢21世紀美術館で開催中の第73回現代美術展(一般財団法人県美術文化協会、北國新聞社など主催)は1日、会期中初の週末を迎え、家族と一緒に訪れた愛好者らでにぎわった。若手の入賞、入選が目立った日本画、洋画の展示室では、清新な美を放つ力作に来場者が春の芽吹きを感じ取った。

 現代美術展は、地方では歴史、水準とも全国屈指とされる総合美術展で、今回は日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の計1127点が展示されている。同展で一年の創作を本格始動させる作家も多く、若手の目標にもなっている。

 今年は、日本画で金沢学院大8人、金沢美大4人、洋画では金沢美大9人、金城大4人、金沢学院大2人、富大1人のほか、工芸、彫刻を含めて前年の4割増の30人が入選した。

 日本画の展示室では、ライオンの悠然とした姿や、雪に付いた足跡、キンギョを上から眺めた構図で描いた意欲作が並び、来場者は、現美に新風を吹き込む豊かな感性を楽しんだ。

 親戚らと訪れた小松高2年の土田諒太朗さん(16)は、絵を見るのが好きといい「色使いや、繊細な表現がすごい」と同世代の活躍に目を見張った。

 宝達志水町志雄小5年の末吉加奈さん(10)は「いろんな作品があって面白い」と目を輝かせ、母の多加さん(50)は「さまざまな美に触れて感性を磨いてほしい」と目を細めた。

 会期は16日まで。入場料は一般1千円、高校・大学生600円、小・中学生500円となっている。

北國新聞社

最終更新:4/1(土) 16:37
北國新聞社