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米国が牛・豚肉の輸入全面解禁要求 台湾「慎重も前向きな態度」表明

4/2(日) 13:17配信

中央社フォーカス台湾

(台北 2日 中央社)米通商代表部(USTR)は3月31日、貿易障壁に関する年次報告書を発表し、台湾に対して牛・豚肉のさらなる市場開放を求めた。これに対し総統府は1日、食品の安全と農業従事者の権益を守ることを前提として、国際的な経済貿易の話し合いに加わるとする政府の立場を示した。

報告書は約500ページで、台湾に言及した部分は8ページ。貿易上の技術障壁、輸入政策、智的財産権の保護、サービス貿易障壁、投資障壁などの分野に触れられ、内容は昨年のものとほぼ同様だった。

台湾は2012年にラクトパミン(飼料添加物)を使用した米国産牛肉の輸入を認めたが、豚肉の輸入は現在も禁じているほか、学校給食で遺伝子組み換え食品の使用が禁止されている。米国側は、科学的根拠に基づいた基準が設けられていないと指摘し、早急な対応をとるべきだとした。

総統府は、台米間の意思疎通や協力の推進自体は歓迎するとし、経済発展促進と台米協力の拡大に向けて努力するとのコメントを発表している。

(呂欣ケイ/編集:齊藤啓介)