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いつもママにくっついている我が子…新しい環境は大丈夫?

4/2(日) 12:00配信

ベネッセ 教育情報サイト

ママにくっついて離れないという子どもがいます。そんな子どもは、ママから離れることに強い不安を感じているのです。母子分離不安と呼ばれる症状ですが、1歳から3歳くらいのすべての子どもに生じると言われています。母子分離不安とはどんな状態なのか、また対処法はあるのでしょうか?

幼児には見られがちな「母子分離不安」って?

子どもがいつまでたっても親から離れない…そんな不安を抱えているママもいるのではないでしょうか。
子どもがいつまでも離れてくれないと、ママは自由に行動できず、イライラしてしまうことも。でも、赤ちゃんや小さい子どもが、ママの姿が見えなくなっただけで大泣きするのは、普通のこと。ママがお手洗いに行ったり、ほかの部屋へ行ったときも泣き出し、困ったという経験をしたことがあるママも多いのでは。これは、母子分離不安と呼ばれる症状です。ママがいなくなることに強い不安を感じることから生じます。1歳~3歳くらいのすべての子どもに見られる症状です。だから、ママはまずは安心してほしいと思います。そのうえで泣く子どもには、子どもの健全な成長と発達のために

・そばを離れるときは「すぐ戻ってくるからね」など声をかけて離れる。
・見えない場所にいるときは、離れたところからでも声をかけてあげる
・いつもと違う場所で子どもを遊ばせるときは、まずママも一緒に遊んであげて安心感を与えてあげる。
・泣いても叱らないで、泣き止むまで抱っこをしてあげる。

など、不安を感じさせないように気をつけてあげましょう。

保育園に預け始めた頃などは、子どもは新しい環境に不安を抱き、泣く子も少なくありません。でも、慣れてくるとケロッとして、ママとお別れができるようになるはず。保育園を楽しめるようになります。このように、多くの場合は成長とともに、乗り越えていけるので、あまり心配せず、あたたかく見守ってあげましょう。

幼児期のスキンシップが大切

通常、子どもの成長とともに、母子分離不安の症状は消えていきます。しかし、母子分離不安を抱く時期に、甘えることができなかった子どもはママの愛情に自信をもてず、不安な気持ちを抱き続けてしまいます。小学校に上がる頃になっても、ママから離れられなくなってしまうことも。

小学校に上がっても、母子分離不安が続いている場合、ママと離れている不安でそわそわしてしまい、授業に集中できないという問題があります。授業についていけなくなり、不登校へつながるケースも。

そうならないためには、幼児期のスキンシップを大切にしてください。子どもをぎゅっと抱きしめたり、しっかり一緒に遊んであげましょう。
ママに愛されているという安心感が、子どもの新しい環境でものびのびと過せる原動力になるはず。健やかな成長のためにも、徹底的に甘えさせてあげることで、ママの愛情をしっかりと受け取れるようにしてあげましょう。

監修者:谷 圭祐
フリースクール パーソナルアカデミー代表。大阪教育大学大学院教育学研究科修了。公立高校、大手予備校、大検予備校、NPO法人理事長を経て、現職。現在、不登校の子ども達のメンタル面と学力面をトータルにサポートしながら、生徒一人ひとりの希望進路実現に向けて取り組んでいる。

パーソナルアカデミー
http://personal-academy.jp/

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