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【スーパー耐久】近藤真彦監督、開幕戦もてぎを制するも「決して楽な戦いではなかった」とコメント

4/2(日) 22:04配信

motorsport.com 日本版

 ツインリンクもてぎで開幕した2017年のスーパー耐久シリーズ。注目のST-Xクラスでは#1スリーボンド日産自動車大学校GT-R(内田優大/藤井誠暢/平峰一貴)が優勝を果たした。レース後は指揮をとった近藤真彦監督も、ドライバーやチームメンバーと喜びを分かち合った。

【写真】GT-R同士の一騎打ちを制して優勝した#1 スリーボンド日産自動車大学校GT-R

 晴天の中で行われたグループ1の決勝レース。3番グリッドからスタートでトップに立った#1スリーボンドGT-Rは、終始#3ENDLESS・ADVAN・GT-R(YUKE TANIGUCHI/山内英輝/元嶋佑弥)との接近戦となったが、3人のドライバーがミスなくバトンを繋いでいき、最後は23秒の差をつけフィニッシュ。チャンピオンとして迎えた2017シーズン初戦を制した。

 レースを振り返った近藤監督は、一番の決め手となったのはジェントルマンドライバーである内田が稼いだ20秒のリードだったと振り返った。

「(今回のレースは)決して楽ではなかったです。やっぱりプロ同士の戦いはコンマ何秒の戦いなので、そこで差をつけるのは非常に難しい。またジェントルマンドライバーも上位のチームになるとみんな速いので、ジェントルマンドライバーの気持ちのコントロールをうまく持っていく。何があっても慌てさせないで、ミスもさせないで、次に引き継がせる。そこのコントロールが一番大事です。そこでのミスを少なくしたのが大きかったんじゃないかと思います」と近藤監督は語った。

「やっぱり20秒あると、違反もしなくなるし、ミスも少なくなるし、タイヤとかブレーキのマネジメントをしながら走れるし、逆に相手は追いつかなきゃいけないわけだから、ミスも出るだろうしリスクもある。内田選手の20秒は大きかったですね」

 また今年も日産自動車大学校とコラボし、学生たちが授業の一環としてメカニックやホスピタリティ業務をはじめ、チームの一員となってサーキットで活動。これまでは単純に優勝やシリーズチャンピオンを目指す立場だったが、今回はディフェンディングチャンピオンとしてシーズンを戦うことになる。

 レース前、近藤監督は学生たちに、このようにアドバイスをしていた。

「ディフェンディングチャンピオンらしく、何があっても慌てず、誇りとプライドを持って作業してほしいという話と、ただのお手伝いと外から見られるのではなくて、なんか目つきが変わったなと思われるように作業してほしいという話はしました」

 まさにチーム、ドライバー、そして学生たちの総合力で勝ち取った勝利だったが、第2戦以降も#3 EDNLESS GT-Rとの一騎打ちになっていくと予想しており「今回もエンドレス(3号車)が2位でしたが、ずっと2位で来られると、やっぱり恐いです。このレースは1戦でも0ポイントになっちゃうと、チャンピオン争いの半分を失ってしまうので、絶対にミス、リタイア、0点はナシでいきたいです」と、改めて気を引き締めていた。

吉田知弘