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歴代大統領も愛したニューヨークの「パワーランチの老舗」が破産申請

4/3(月) 21:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

ニューヨークで最も伝統のあるパワーランチスポットが姿を消すかもしれない。

ニューヨークの58番通りとレキシントン街の間にあるブルームバーグタワー内に入っているLe Cirqueはニューヨークで最も著名なレストランの1つだ。1974年にシリオ・マッシオーニ(Sirio Maccioni)氏が創業したLe Cirqueは、当初からニューヨークの食文化に欠かせない存在だった。

【レストランの様子がわかる画像付記事は、コチラから】

3月24日金曜日、Le Cirqueはアメリカ連邦破産法第11条を申請(Chapter 11)した。Le Cirque(と9つの関連施設)の今後は不明だが、ニューヨークの食文化がまた一歩衰退したのは明らかだ。別の著名レストランであるFour Seasonsも昨年、閉鎖した。デイリー・ニュースは翌25日、同店は今後も運営を継続すると報じている。報道によると、創業者の息子のマウロ・マッシオーニ(Mauro Maccioni)氏は発表文の中で、「au revoir(さようなら)とは言うつもりはない。チャプター11で、我々には店を再建して、オープンし続けるための時間的猶予ができる」と述べた。

Le Cirqueは、クレームブリュレやスパゲッティ・プリマベーラを発明しただけでなく、ダニエル・ボーラッド(Daniel Boulud)氏やデヴィッド・ボーリー(David Bouley)氏、テレンス・ブレナン(Terrance Brennan)氏といった著名シェフも輩出している。さまざまなスタイルが行き交い、素晴らしい料理を提供し、著名な顧客に恵まれてきたLe Cirqueは、ニューヨークの食文化の良き時代を享受してきた。

26年にわたってLe Cirqueを経営しているマリオ・ウェイナー(Mario Wainer)氏は、ビヨンセ、Jay Z、ローリング・ストーンズのメンバー、歴代大統領、そしてローマ教皇までをも客として迎え入れた。同氏は常連を旧知の友人のように歓迎すると同時に、スタッフとして全てがうまく回るよう気を配る。スタッフと客の間を歌って踊るような仕事ぶりだ。

昨年3月、昼時のLe Cirqueで働くウェイナー氏の1日を取材した。

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