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沖縄リヤカーの旅 「飲酒運転NO!」訴え50キロ 少したくましくなった12歳の春

4/3(月) 12:10配信

沖縄タイムス

 港川学童クラブ(鈴木ミナ子会長)でこの春中学生になる3人が3月31日から、リヤカーを引いて沖縄本島中部の警察署5カ所を巡る2泊3日の旅に挑戦した。約50キロの距離を歩きながら飲酒運転根絶をアピール。同クラブでは小学校の卒業記念として毎年恒例の旅となっており、今年で18回目。

 同日午前8時半。橋口拓生君(12)、川端幸直君(12)、富田和椰君(12)の3人はリヤカーにキャンプ用具を積み、学童クラブから3日間の旅に出発した。

 「塩分はちゃんとチャージしなきゃ」と健康管理に気を使ったのは橋口君。「疲れたら気分転換に」と3人ともグローブやボールなど野球道具もかばんに潜めた。

 最初の目的地は浦添警察署。歩きながら「飲むなら乗らない、乗るなら飲まない」と手書きしたビラを各家庭のポストなどに配った。

 浦添署に到着すると、多くの署員が拍手で出迎え、「STOP飲酒運転」と記された帽子をもらった。崎原永克署長は「長い距離だが頑張ってほしい」と激励。川端君は「しっかりビラを配って飲酒運転をなくせるようにアピールしたい」と意気込んだ。

 初日に嘉手納町の兼久海浜公園で予定していたテント泊が雨と強風で急きょ変更になるなど、悪天候に見舞われながらも2日午後、ゴール地点の勝連城址に無事到着。保護者ら約10人が出迎え「お帰り」「お疲れさま」とねぎらいの声を掛けた。

 3人は「想像よりきつかった」「見知らぬ人からの差し入れがうれしかった」などと振り返り、学童での最後の思い出になった。

最終更新:4/3(月) 12:10
沖縄タイムス