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ブランパンGT:2017年スプリント初戦は16年王者が圧勝。ハローキティ号がクラス3位

4/3(月) 20:15配信

オートスポーツweb

 2017年ブランパンGTスプリントカップは4月2日、イタリア・ミサノで開幕戦が行われ、HTPモータースポーツのマキシミリアン・バーク/フランク・ペレラ組84号車メルセデスAMG GT3が優勝した。

 スプリントカップとエンデュランスカップで構成される『ブランパンGTシリーズ』。2017年シーズンも自動車メーカーのワークスチームからオーナードライバーを擁するプライベーターまで、多くのエントリーを集めている。

 両シリーズを通じて2017年の初レースとなったミサノでは、計34台のFIA-GT3マシンが集結した。

 日曜の決勝レースを前に、土曜に予選と予選レースが行われた。現地時間14時過ぎに始まった予選では、アテンプト・レーシングの66号車ランボルギーニ・ウラカンGT3がポールポジションを獲得。

 予選レースは同日20時40分からナイトレースとして行われた。レースは1周目に中段グループで多重クラッシュが発生。多くのマシンが巻き込まれたほか、コース上にパーツが散乱したため赤旗が提示されることとなった。

 レース再開後、トップを走る66号車ウラカンがパンクするなど波乱が続く。ウラカンの脱落でトップに浮上した84号車はバーク、ペレラとつなぎトップチェッカー。

 2位は、予選10番手から順位を上げたHTPモータースポーツのファビアン・シラー/ジュール・シムコビアク組の85号車メルセデスAMG GT3。3位はAKKA ASPのマイケル・メアドウズ/ラファエル・マルチェッロ組90号車メルセデスAMG GT3が続き、AMG GT3勢が表彰台を独占する結果となった。




 決勝レースは現地時間日曜12時30分にスタートが切られた。

 前日の予選レースを制した84号車メルセデスAMGは、このレースでも序盤からリードを拡大。スタートドライバーを務めたペレラは、スタートから15分で2番手の90号車メルセデスAMG GT3に5秒差をつけ、楽なレース展開に持ち込む。

 中盤以降このリードはさらに広がり、最終的に2位に23秒の大差をつける圧勝で84号車メルセデスが開幕戦を制した。

 一方、2番手以下は混戦となった。各車のピットイン後、3番手から2番手に浮上したチームMスポーツのビンセント・アブリル/スティーブン・ケイン組7号車ベントレーを先頭に、HTPモータースポーツのジミー・エリクソン/ドミニク・バウマン組86号車メルセデスAMG GT3、AKKA ASPの88号車メルセデスAMG GT3が数珠繋がりの様相を呈した。

 そんななか、2番手を走る7号車ベントレーのケインが後続を抑え2位。バウマンが駆る86号車メルセデスが3位を獲得している。




 ハローキティとのコラボで話題となったコーネリー・モータースポーツから、スプリントシリーズに日本人としてただひとり参戦している森義治は、今季初レースとなった開幕戦ミサノの予選レースでクラス3位を獲得した。

 金曜からマシンセッティングが定まらなかった70号車メルセデスAMG GT3は、予選でもマシンの状態が好転せず、最後方の33番手に沈んでしまう。

しかし、これが幸いして予選レースのスタート直後に起きた多重クラッシュに巻き込まれることなく23番手に浮上。

 その後、クラス3番手まで浮上した70号車は一時4番手に後退したが、ライバルの脱落によって、順位を取り戻し、表彰台を獲得した。

 今季初戦で表彰台に上がった森は「本当に諦めたらダメなんですね」とレースを振り返った。

「ケネス選手のスピンをモニターで見たとき、もう着替えて帰ろうかと思ったくらいでしたが、諦めずに祈るような気持ちで応援していました」

「そうしたら、ラスト5分でフェラーリにペナルティが出て……。まさかの展開で、表彰台です。本当に神がかってました。キティちゃんの運の強さですかね?」

「今年初めてのレースで、表彰台に立てるなんて、本当に応援してくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」

 ブランパンGTの次戦は4月23日、エンデュランスカップの開幕戦がイタリア・モンツァで行われる。なお、スプリントカップ第2戦は5月6日、イギリス・ブランズハッチを舞台に開催される。

[オートスポーツweb ]