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ヤンキース田中、日本人初3年連続開幕投手も3回途中7失点KO

スポーツ報知 4/4(火) 6:05配信

◆ア・リーグ レイズ7-3ヤンキース(2日・セントピーターズバーグ)

 2017年のメジャーリーグが2日(日本時間3日)開幕。日本人初の3年連続開幕投手となったヤンキースの田中将大投手(28)が、過去6勝0敗と相性抜群のレイズ相手にまさかの2回2/3で7失点の大乱調でKO。降板後は、タオルで顔を覆ってショックの大きさを物語っていた。3日はレンジャーズのダルビッシュ有投手(30)が本拠でインディアンス相手に渡米後初の開幕戦に臨む。

 こんなはずではなかった。自己ワーストの自責点7。3回途中でマウンドを降りたのも自身2番目の早さだった。67球で降板した田中は、ベンチで頭からタオルをかぶった。「何もできなかった。キャンプ初日から、ここを目指して調整してきたのに、思うような結果を出せなかった」

 日本人史上初の3年連続開幕のマウンド。オープン戦防御率0・38はメジャートップと完璧に仕上げてきただけに悔しさは募る。ヤ軍の開幕戦で3回までに7失点は、1973年のM・ストットルマイヤー以来だ。

 出はなをくじかれた。初回のマウンドに上がろうとすると、指揮官に止められた。2死からホリディの二塁ゴロアウトの判定にチャレンジも、判定が覆らず中途半端な形での登板で、いきなり連続安打。犠飛で先制点を許し、モリソンに中前2点適時打を浴びた。2点を返した直後の2回も2死から四球後、ロンゴリアにライナーの2ラン。3回もモリソンに中越えに打たれるなど7点目を献上。要所で甘いスプリットを狙われた。

 「3点取られても2点取り返してくれて、立て直すチャンスをもらったのに、そこでも立て直せなかったことが情けない。スプリットが打たれているのはもちろん、気づいていた。でも、投げるボールがなかった」

 不調でも、試合の中で軸となる球種を選び、立て直す修正能力が機能しない。打たれた8安打のうち、追い込んでからのものは1本だけ。ストライクを取ることが難しく、早いカウントで甘い球を痛打された。過去6勝0敗、敵地トロピカーナ・フィールドでは3戦3勝と相性のいいレイズ戦だが、対戦数が多いこともあって被本塁打は球団別最多の12本に。日米通じて4試合目の開幕戦でまた勝てず「今、この結果を受け止めるのは、正直難しい。でも、前に進んでいくしかない。次の登板までに切り替えて調整したい」と絞り出した。

 次回登板は8日(日本時間9日)のオリオールズ戦。順当なら次々回は13日(日本時間14日)に再びレイズと対戦する。防御率23・63でスタートするメジャー4年目の巻き返しに期待したい。

 ◆マーに聞く

 ―制球に苦しんだ理由は。

 「試合に入るまでは、別に緊張感を感じたわけではなかったが、立て続けに1、2番に打たれておかしくなった。甘い球は全て打たれていたので、いいところに投げなければ、という方向に気持ちが働いて、きわどいところがボールになって…」

 ―ロンゴリアの本塁打は。

 「スプリット。甘かったと思います」

 ―スプリットを狙われた。

 「スプリットが別に良かったわけではなかったが、捕手もその中でマシなのはスプリットだと思ったから、そういうコール(配球)になったと思う」

最終更新:4/11(火) 15:52

スポーツ報知