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スタバコリアの売り上げ、前年比で3割増

4/4(火) 6:10配信

ZUU online

スターバックスコーヒーコリアの2016年度の売上が前年比29.6%増の1兆28億ウォン(約1006億円)となった。2017年3月16日の聯合ニュースが報じた。韓国でコーヒーチェーン店の売上が1兆ウォンを突破したのは初めてで、ツーサムプレイス、エンジェル・イン・アス・コーヒー、コーヒービーン&ティーリーフなど業界2位以下のコーヒーチェーン店の売上高は1000億~2000億ウォン台となっている。

1999年に韓国1号店をオープンしたスターバックスは、2017年2月現在1008店舗で、人口あたり5万人に1店舗。1040店で11万人に1店舗を展開する日本の2倍以上だ。店舗数が最も多いEDIYA は2000店を超えている。

■韓国企業では昼食費支給が一般的?

2007~2009年に2億ドルで推移していた韓国のコーヒー輸入量は、2010年に3億ドルを超え、2011度には5億ドルを突破した。コーヒーと砂糖やクリームの粉末がセットになったスティックタイプのインスタントコーヒーが主流で、店でもインスタントコーヒーを提供していたが、エスプレッソマシンを使うコーヒーシップやベーカリーが急増したのだ。

韓国スターバックスの主力商品はアメリカーノで4100ウォンと高めの設定だ。他のコーヒーチェーンも4100~4500ウォンの価格設定で、粗利が大きいコーヒーやドリンクを提供するFCへの加盟が相次ぎ、オフィス街など100~200mの間にカフェが4~5店舗、ベーカリーやファストフード等を合わせると、6~7店舗が軒を連ねている。

韓国の会社は、多くが通勤交通費を支給しないかわりに昼食費の支給がある。昼食費の非課税限度である月10万ウォンで食事ができる“構内食堂”もある。11時半を過ぎると構内食堂で4500ウォンから5000ウォンの昼食を摂り、カフェなどに移動して4000ウォンから6000ウォンのドリンクを買って談笑、午後1時に店を出てオフィスに戻るのがトレンドだ。

昼食時間を過ぎるとパソコンをもった学生などが集まる。電源コンセントを使え、レシートには無料Wi-FiのIDとパスワードが書かれている。カフェにパソコンを持ち込み、ドリンク1杯で長時間過ごす若者が少なくない。

■明暗がわかれるチェーン店

スターバックス人気は、主要顧客層の若い女性が好む米国文化を象徴するブランドとして定着したことや、他の国では販売していないメニューの商品開発など、現地化に成功したことが大きい。

撤退したチェーン店もある。UCC上島珈琲は進出当初は直営店を展開したが、現在はコーヒー豆の流通のみを行なっている。ダスキン <4665> は2017年1月31日をもって韓国でのミスタードーナツ事業を終了した。

2015年7月に韓国1号店を出店したフランスのピエール・エルメ・パリは、1年後の16年9月に閉店。2013年に進出したアメリカのチーズケーキファクトリーも2016年9月に店を閉め、カフェなどに商品を供給する流通のみを行なっている。空輸した商品は運送費や通関費などで価格が高くなり、韓国で作ると味の違いから海外旅行で本国の味を経験した人たちが背を向けるのだ。

アルバイトが定着しない韓国は、習熟を要する業態は継続が難しい。韓国のカフェはアメリカーノが主流だが、専用のマシンで抽出したエスプレッソを湯で割るアメリカーノは習熟期間が短くて済む。2015年にセブンイレブンが1000Wコーヒーをスタートし、2000~3000Wでアメリカーノを提供するカフェも現れている。(佐々木和義、韓国在住CFP)

最終更新:4/4(火) 6:10
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