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横浜DeNA 球団初の観客動員200万人超えへ 初年度110万人から5年で194万人に

4/4(火) 8:30配信

AbemaTIMES

 プロ野球・横浜DeNAベイスターズが、2017年シーズンに球団初の記録を達成するかもしれない。DeNAの年間の観客動員数は昨年、球団史上最多の約194万人を記録した。DeNAが親会社となった初年度の2011年は約110万人。この5年で約84万人も伸ばし、優勝した1998年(約186万人)をも超えた。昨年は3位に食い込みクライマックスシリーズ(CS)に進出。開幕間もないが、当初から上位争いを期待する声も多い。客席稼働率、脅威の93.3%を誇る人気の秘密を、今日4月4日のホーム開幕を控えた球団関係者に聞いた。

 横浜スタジアムの収容人数は2.9万人。昨年主催した72試合で約194万人を集めた。客席稼働率100%は非現実的だけに、いかに現在の球場スペックで多くのファンを集めたかが分かる。球団の事業本部・本部長の元沢伸夫さんは「今年は71試合ということもあり、200万人というのは限りなく難しい」と話したが、2位以上の進出で主催試合となる(CS)については「プラスアルファだが、(2位以上で)出れば、当然(200万人は)行く」と自信を見せた。昨年はDeNAになって初のAクラス入りを果たしたが、さらに上の2位以上まで食い込めば、200万人という大台も見えてくるわけだ。

 チケットの売れ行きは、例年以上に好調だ。シーズンシート4500席は、昨年9月から売り出したところ、球団史上最速の102日で完売した。既に5月の試合でもチケットが売り切れる試合、席種も出てきており、そのペースは昨年の1.5倍だという。元沢さんは「より動員を増やそうとしたらシーズン前半、4月から6月をいかに増やすか」と見ている。

野球熱高い地元・神奈川と密着 生え抜き選手が人気牽引

 趣向を凝らしたサービス、演出が目立つDeNAだが、動員増のベースはチームや選手の活躍、中でも生え抜き選手の活躍だという。「この5年でチームが成長した。これなしに、お客様が増えたということは絶対にありえない。しっかり選手を取って、育てて、戦力化できて、看板選手が出てきた。筒香(嘉智)選手に限らず、投手、野手、捕手と活躍している選手は生え抜きが多い」。抑えのエース山崎康晃、開幕投手を務めた石田健大、捕手の戸柱恭孝など、入団後早い時期から結果を出し、主力になっている選手も多い。

 野球人気の高い神奈川という土地柄にも、うまく馴染んでいる。荒波翔、乙坂智、倉本寿彦ら、神奈川出身の選手が活躍しているのもDeNAの特徴だ。「ファンの方々が、より気持ちを入れて応援してくれるというのは多分にある。地元の方にも、僕らはこういう球団で、こういうおもしろいことを仕掛けますというのを、弛まず続けて来ました。横浜市の企業や自治体、交通各社のご協力もいただいた」と振り返った。2015年、県内の子供72万人にベースボールキャップをプレゼントし話題になったが「すごいことをしましたね、とよく言われますが、あれは(PRではなく)たくさん来ていただいたお客様への還元です」と笑った。

 実力でも人気でも、他の球団に引けを取らなくなったDeNA。5年前から掲げてきた「コミュニティーボールパーク」化構想をさらに進め「横浜スポーツタウン」構想へと発展させる過程で、球場の拡張も予定されている。現状の2.9万人収容から、3.5万人増やし、2020年に行われる東京オリンピックの野球・ソフトボールの主会場としての支度を整える。「今年のWBCにも、神奈川県出身の選手がたくさん出ていましたからね。オリンピックの時でも、そうなる可能性は十分にあると思います」。チームが強く、球場が大きくなるころには、夢の動員200万人という数字も単なる通過点だったと振り返るはずだ。

最終更新:4/4(火) 8:30
AbemaTIMES