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実は100万人が抱える“見た目問題“ 当事者たちの生きづらさとは

4/4(火) 16:41配信

AbemaTIMES

症状を持っていない人が意識を変えていくべき

 街の声を聞いてみると、「八重歯が気になる」「目つきが悪いとか、怖いと言われる」「太りきった身体。自制できていないイメージが付いてしまうのがコンプレックス」など、些細な部分でもコンプレックスになり、場合によってはそれが原因でいじめにあったり、不愉快な思いをすることもある。

 網膜芽細胞腫という病気で幼少期に片目を摘出、手の皮膚を移植した泉川一樹さんもそのうちの一人だ。泉川さんは2歳の時に網膜芽細胞腫と診断され、眼球を摘出。京都大学に進学してからはアイスホッケー部の副キャプテンとして活躍、昨年就職した。普段付けていた眼帯を外したのは大学四年の時だ。「最初は慣れなかったが、アイスホッケーをすると眼帯が蒸れるので外したら、案外みんな普通で」と振り返る。

 そんな泉川さんだが、「営業の面接に行った時に、“それで営業に行けるのか“とか“障害者手帳持ってるの?“とか言われた」といい、「面接が一番鬼門だった」と明かした。

 一方、凍傷で指を9本失った登山家の栗城史多さんは、指を切断する際に父親から「おめでとう。そんだけ苦しい思いをしながらチャレンジできるというのは素晴らしいことだ」と言われたという。「苦しいこととか困難なこともあるが、その分学ぶこともあったり、何かできるようになったら嬉しいなと思うこともあるので」と話す。

 両足と右手に障害を持つ、一般社団法人「Plus-handicap」編集長の佐々木一成さんは「大浴場とか温泉に行くと、小さい子どもから“うわ、変““キモい““なにこの足““怖い“とか、そういう言葉をいっぱい投げかけられてきて、慣れてタフになっていくしかないかなと思う」と語る。佐々木さんは「違う何かで勝負しなくてはいけないと思った時から、そんなに生きづらいと感じることはなくなった」という。

 しかし外川さんは「当事者が努力したり我慢したり、というところに甘えてきた問題でもあると思うので、症状を持っていない人が意識を変えていかなければならない」と訴える。「タブーではなくて、みなさんが話題にしてくださって、家とか学校とか、どこでもいいので話して頂ける、その方がいいと思う」(外川さん)。

 泉川さんが「見た目から感じる悩みって、10人いれば10通りくらいあると思う。それぞれ自分が向き合い方ってどれが適しているのか、やり方みたいなのを見つけていくと次第に気にならなくなったりっていうのがあると思うので、考え続けるのは厳しいこともあると思うが、考え続けることが大事だと思う」と話すように、「見た目」も一つの個性だと捉えることが求められている。

※トリーチャーコリンズ症候群として紹介されている男性の写真について、映像では「現在アルバイトをしながら大学院で障害について勉強している」と紹介していますが、実際は現在公務員として勤務している、別の男性の写真でした。訂正しておわびします。

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最終更新:4/5(水) 5:50
AbemaTIMES