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ストリーミングサービスが変えるテレビの未来

4/4(火) 20:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

ジョン・ホデュリク(John Hodulik)率いるユービーエス(UBS)のアナリストチームは、アメリカ国民のテレビ視聴習慣がこの先数年間でがらりと変わるだろうと予測している。

【詳しいグラフ画像は、こちらからご覧いただけます】

彼らは顧客向けのメモで、そのきっかけとなるのはディレクTV・ナウ(DirecTV Now)、スリングTV(Sling TV)、ユーチューブTV(YouTube)のような新しいTVライブストリーミングサービスだとした。

これら新興サービスの提供内容はごくシンプルで、従来視聴者がケーブルや衛星を経由して購読していたテレビ番組チャンネルがスマートTV・ラップトップPC・スマートフォン経由で提供されるというものだ。既存の有料テレビに加入していない若い視聴者にとってこれら柔軟なパッケージが魅力的に映るだろうというのが、背後にある考え方だ。

UBSはこのモデルがうまくいくと考えている。アナリストは、2020年までに1500万人がこういったストリーミングテレビサービスに加入すると考えている。この分野に参入するとされる事業者には、公式に発表済みのHulu、噂レベルのアマゾン、そして常にあいまいなアップルがいる。数字的には米国の全世帯人口の13%の市場となる。

以下のグラフはUBSによる今後数年間のマーケット成長予測だ。

だがここで疑問が生じる。こういったサービスが数年でこれほどまで視聴者を獲得できるとして、なぜそれが今すぐ起きていないのだろうか?

UBSはそこに3つの阻害要因があるとする。

ライブストリーミングの品質。

これはスリングTVやディレクTV・ナウのようなサービスの大きな弱点だ。月額料金に含まれるチャンネル数の多さでお買い得感を打ち出していても、そのパフォーマンスは現状で満足のいくものとは言えない。ケーブルテレビのスムーズな体験に慣れている視聴者にとって、テレビはつけたらいつでも見られるものだという期待に反し、時々調子が悪くなるサービスは受け入れがたい大問題だといえる。だが、ストリーミングテレビが不安定だという評判は今後変わるかもしれない。わたしたちはまだそれが実際に証明されたところを目撃していないが、ユーチューブ(YouTube)とHuluはともに大規模なオンラインビデオ配信を扱う力量を強調する。UBSはこの点について「彼らのこれまでの実績と強いブランド力を考慮し、わたしたちは2017年第2四半期にグーグルとHuluが提供開始するサービス、そして2018年にアマゾンが提供すると噂されるサービスは、これまでのストリーミングサービスにつきものだった品質問題の多くを解決し、ストリーミングテレビが再び注目を浴びるようなものとなると予測する」としており楽観的だ。

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