ここから本文です

【スーパー耐久】開幕戦もてぎST-Xクラス2位の山内英輝、”ギリギリ”の戦いに「やりがい」を感じる

4/4(火) 12:21配信

motorsport.com 日本版

 ツインリンクもてぎで行われた2017年のスーパー耐久第1戦。ST-Xクラスで2位に入った#3 ENDLESS・ADVAN・GT-Rの山内英輝は、わずかなミスも許されない#1スリーボンド日産自動車大学校GT-Rとの決勝バトルを振り返った。

【写真】近藤真彦監督率いる#1スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが、開幕戦優勝を果たした

 昨シーズンはチャンピオンこそ逃したものの、第3戦鈴鹿と最終戦オートポリスで2勝を記録。今年はタイトル奪還を目指し、開幕戦に乗り込んで来た。

 予選ではクラス2番手につけ、1号車の前に出たものの、好スタートを決めた藤井誠暢の先行を許し、山内は追いかける展開になってしまう。第1スティントでは両者ともにミスのない走りで大きな差はつかなかったが、中盤から終盤のスティントで安定した走りを披露した1号車が最終的に23秒の差をつけ優勝を飾った。

 レースを終えた山内は、悔しそうな表情を見せるも、1号車がペース的には優勢だったと語った。

「スタートで1号車に抜かれて、追いかける展開になりましたが、単純にクリアだったら向こうの方が速いという感じ。他のクラスとの混走があったから、食らいついていけたという印象でした。もう少しクルマを煮詰めていかないと、実際には(1号車に)追いついていなかったんだなと感じました」

「金曜や土曜までのフィーリングだと、僕たちの方が良いなと思っていたんですけど、今日になってちょっと昨日までのインフォメーションも違いました。これからクルマをセットダウンして原因を探ってみないとわからないです」

 昨年の最終戦オートポリスでも緊迫したバトルになり、最後は競り勝ったが、今回は両者とも限界ギリギリの勝負だった。それだけに、マシンのパフォーマンス向上が必要だという

「昨年のオートポリスでも1秒ぐらいの差で頑張って、こっちの方が燃費が良くてピットで前に出られたんですが、今日に限ってはギリギリまで攻めていかないと厳しかったです。もう少しクルマ的に余裕が出るようになると楽になると思います。きっと向こうもいっぱいいっぱいで走っているので、(マシンのパフォーマンスが良くなるように)もう少し良いモノを見つけて次にトライしたいですね」

 山内が想像するように、優勝した1号車サイドも決して楽なレースではなかったと近藤真彦監督をはじめドライバーが揃ってコメントしていたのは確か。コンマ数秒のロスも許されないギリギリの戦いに、山内自身もやりがいを感じている様子だ。次戦以降でのトップ奪還を目指し意気込んでいた。

「本当に悔しいですが、やりがいはありますし、今回のような結果が続かないように、1戦でも早く(1号車の)前に行けるように、良いものを見つけ出していきたいと思っています。そして、チームのみんなで笑えるよう頑張りたいです」

 次回は4月29・30日にスポーツランドSUGOで第2戦が開催予定。おそらく、次回もGT-R同士の超ハイレベルな争いになっていくことは間違いない。そこに今回は競り負けてしまった#1ENDLESS GT-Rがどう巻き返してくるのか、ますます注目が集まりそうだ。

吉田知弘