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移動図書館車がパンや紙おむつを販売 岡山・高梁で買い物支援

山陽新聞デジタル 4/4(火) 22:27配信

 岡山県高梁市の高梁市図書館(同市旭町)は4日、移動図書館車で、図書の貸し出しに合わせた物品の販売を試験的に始めた。移動図書館車の魅力アップと、交通が不便な中山間地の買い物支援につなげる狙い。日本図書館協会(東京)によると、全国の公立図書館では初の試みとみられる。

 市図書館の指定管理者で、レンタル大手のTSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(本店・大阪)が実務を担う。今月いっぱい試行し、今後の対応を決める。

 移動図書館車に約2千冊を載せた上で、停車時に通路などとして使う空きスペースに物品を積み込む。扱う物品はパン、ジュース、菓子、入浴剤、大人用紙おむつの計5品目。事前の市民アンケートなどを基に選んだ。

 移動図書館車は市内30カ所を毎月2回(一部は1回)巡回しており、小学校や商業施設などを除く12カ所で販売する。市図書館に入居する蔦屋書店の新刊書や雑誌の見本も置き、次の巡回で届けられるよう注文を受ける。

 初日は5種類のパンを積み、3カ所を訪問。川面地域市民センター(同市川面町)では、移動図書館車のそばにパラソル付きのテーブルを並べ、販売開始をPRした。同市の女性(40)は「自宅近くで本が読め、買い物も済ませられて便利。子どもが小さくて外出が大変なので助かる」と話した。

 大人用紙おむつなど他の4品目は6日から扱う予定。市内の高齢化率は38・84%(3月末現在)。市図書館は「移動図書館車を本の貸し出しだけでなく、住民が気軽に集える場にしたい」としている。

最終更新:4/4(火) 23:14

山陽新聞デジタル