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てるみくらぶ倒産、旅行ジャーナリストが「旅行会社の見分け方」指南

4/4(火) 17:04配信

AbemaTIMES

 格安旅行で若者の支持を集めていた旅行会社『てるみくらぶ』が倒産し、利用客の被害が大きな問題となっている。顧客から「航空券が発券できない」「ホテルが予約されていない」などのクレームによって、倒産が発覚した。

 『てるみくらぶ』はこれによって151億円の負債額(利用者9万人に対する負債、99億円含む)、弁済額の1億2000万円(一人当たり約1333円)、そして『てるみくらぶ』に入社予定だった50人は内定を取り消しになった。

 旅行ジャーナリストの大川原明氏は「弁済の保証制度というものによって、弁済額は上限1億2000万円となっている。しかし負債額があまりに大きいので、かなり厳しい状況」とコメントした。被害を受けた方は泣き寝入り状態になる可能性が高いという。

 倒産の6日前に載せられた新聞広告上では『現金一括入金キャンペーン』という文字が大きく書かれている。経営状態が厳しいサインであると、大川原氏は説明した。また「ありえないほど安い価格設定が見受けられ、とりあえず集金しようという意図もあるのではないか」と大川原氏はコメントした。

 「いつから綻びが生まれたのか」という質問に大川原氏は「2年前から大胆な広告戦略を打ち出し始めたが、経営がうまくいかず、赤字になってしまっていたのではないか」とコメント。

■格安の旅行会社のカラクリ

 格安の旅行会社のカラクリとは。

 大川原氏は格安プランを作ることについて、さまざまな手段があると説明。航空券は航空会社への仕入れ交渉、ホテルは安いホテル選択と部屋代金割引き交渉、送迎は集中送迎、現地観光での費用の経費削減などによって格安プランは生まれる。

 しかし大川原氏は「それにしても安すぎる。他にも格安の旅行会社はたくさんあるが、ここまで安価な価格設定をしているところはなかった」と『てるみくらぶ』を分析する。

 昔は海外旅行といえばパッケージツアーが普通だったが、そんなパッケージツアーが低迷した要因として「インターネットの普及」と「ジャンボジェット機の撤退」が挙げられる。

 大川原氏は「インターネットが普及して、比較的簡単に個人で航空券やホテルの予約ができるようになった。そして、リーマンショックによって各会社が無駄を省こうと、今まではジャンボジェット機を使っていたものを中型機に変更するなど、無駄な空席が減った。そうすると交渉次第で安く航空券が手に入ったところが難しくなってしまった」と説明した。

■ 旅行会社を選ぶときに気をつけるべきポイント

 最後に、今後旅行会社を選ぶときに気をつけるべきポイントについて、大川原氏は「規模や実績はもちろん、JATAやボンド保証の会員であるかどうか。そしてネットでの評価もきちんと見ていただきたい。また、派手な広告や誇大広告は注意が必要。インターネットだけのやり取りも危険なので注意していただきたい」と答えた。

(AbemaTV/原宿アベニューより)

最終更新:4/4(火) 19:10
AbemaTIMES